日本を喰う中国 – 「蝕む国」から身を守るための抗中論 – / 藤井聡


 私たち日本人が知らないところで、日本の領土・産業・精神が中国に蝕まれているという。かつて日本にとって中国は格下で、経済でも日本の足元にも及ばない。そんな風に思っていたが、現在では日本を代表するような企業も中国資本の傘下になるような時代になった。

 もはや「日本は中国より上」という時代ではなくなった。しかし、認めたくないメディアは日本国民に対し、中国人はマナーが悪いとか、食品に変な物が入っているとかそんな報道をし、中国人はダメだが、日本は大丈夫と洗脳しようとする。

 しかし、実際はかつての日本は微塵もなく、中国人は日本人の2倍もの給料を稼ぎ、韓国にさえ抜かれている。貧困化により日本の風俗店では、中国人にありえないようなサービスまで存在し、現代の日本では無くなった梅毒の様な病気も持ち込まれているという。

 尖閣諸島もしかり、すでに中国に実効支配されている。これは経済の上で中国に抜かれていなければ、中国も自国領土などという、とんでも論は浮上しなかったのでは無いかと著者はいう。完全に中国は日本を「格下」と見定め、横柄な行動や言動、そして日本領土の土地を買い占めていく。

 著者は、中国から身を守るための「抗中論」をさまざまと提言しています。本書のレビューを見るとこの様なことを書いている人が何人かいた。

・日本人が必ず読まなければいけない一冊


・教科書に書いたほうがいい内容

 ワタシもまったく同感です。中国人はきたない。お下劣。うるさい。いい加減。そんなふうに思っている人は私も含めて多いとおもう。しかし、それはマスコミに植え付けられた洗脳であり、中国人からみれば所詮「負け犬_貧乏人の遠吠え」に過ぎないのだ。

 そんなことに気づくことはもちろん、日本人としてとても危機感を与えてくれる本書でありました。かつては日本人が東南アジアなどに行っていた「売春ツアー」。それを中国人は現在それを日本でやっているなんて、日本男児としてとても情けない気分です。小さなことでもなにかできることをしたい。そんな気分にさせてくれる、1冊でありました。

This is the 18th book in February and the 43th in 2024.