69 sixty nine / 村上龍


名著巡りの沼に入りました。笑

村上龍さんの有名作「69 sixty nine」

内容はよく知りませんでしたが、題名からして

いやらしい内容の匂いがプンプンしましたが、
そうではありませんでした。笑

舞台が、1969年という設定だけでした。笑

学生運動に揺れる1969年、

佐世保に住む高校三年生の主人公。
同級生のマドンナの気を惹くため、
友人らと共に校内の全共闘を言いくるめ、

高校をバリケード封鎖しようと提案する。

バリケード封鎖は成功し、仲間と達成感を味わうが、
警察に犯行を突き止められ停学処分となる。
しかしその結果、マドンナに接近することに成功する。
停学が明けたあと、今度はフェスティバルの開催に向けて準備。

他校の不良に睨まれるも、
友人の助けで窮地を脱し、
フェスティバルは大成功を収める。

フェスティバルの名前は・・・「朝立ち祭」

素晴らしい名称です。笑

青春小説のようでそうではない感じ。笑

女の気を引きたいという気持ちが、
どこか違う方向に向かっているような。笑
教師や警察とのやり取りの時代感。笑

私は「学生運動」を知らない世代です。
知らないというか、理解できていなかったのかも知れない。
そんな若者の勢いや、大人との戦いなど。

本書を通じて少し理解できたような気がします。

十分刺激的な内容ではありましたが、前に読んだ

「限りなく透明に近いブルー」よりは、
声を大にして勧められる本書です。

18~19歳くらいのころ、読めていれば、
自分の人生観も少し変わっていたかも知れませんね。笑

26 th in August / 242 th in 2023