最強の農起業! / 畔柳茂樹


 元デンソー社員が効率化、生産性から出した結論。「ラク」「儲かる」「華やか」「モテる」農業を可能に。成功の3つの秘訣は、「無人栽培」「 観光農園」「IT集客」

 本の紹介にはとてもキャッチーな言葉が書いてある。しかし、著者は大手企業に在籍し経験したノウハウを最大限に利用し成功した印象です。

 著者の印象的な言葉があった。「私のやっていたことが、これほど今の事業に活かせるとは思えなかった。」

 私が単純に感じた印象は「無駄な経験は無い」という感じだろうか。自分は嫌で大手起業を退職し起業した。しかし、大手企業で学んだことは、起業にも役立つことが多かったという。

 とても古い言葉ですが、「金を払ってでも苦労しろ」という言葉がある。ただただ大変と思い過ごしている生活にも、将来、自分に対して跳ね返り恩恵をくれるという、そんな感じだろうか。

 私もそこそこ、日々いろいろなことに没頭し、時間を費やしていることがある。そのときはその時で楽しんでいるが、ある瞬間、点と点がつながって線になり、線の先にも点があり、それにつながると形になるという感覚を得る時がある。

 それは自分で自らすすんで、自分の知らない世界に飛び込んで行くからこそ、得られるインセンティブだと思っている。知らない世界に飛び込む勇気と行動力があれば、自分は成長できる。私が思っていることを、著者は実現している印象です。

 著者は大手起業を退職し、農業を志すと上司に伝えた時こう言われたという。年収が2桁下がる覚悟があるなら応援する。しかし、著者は最初からうまく行ってそんなことにならずに済んだ。

 著者が農業を志した時、最初にした行動は行政の開催する「農業アカデミー」に参加したことだという。行政が無料で農業を志す人にレクチャーする。そんなものがあると、私は初めて知った。笑

 だったら岩手にもあるんじゃね。そんな風に思い、検索したら出てきたものがあった。「いわてグリーン農業アカデミー」2ヶ月に1回開催され、レポートなどの提出を義務付けされ、最終回にはプレゼンをしなければならないというが、読書をしてから行動する。そんな自分の体験になればいいかと思い、本日受講申込をした。

 15人の枠があるというが、申込書の中に「受講動機」という、そんな欄があった。先着順ではなく、受講動機を含めた申込書で選考されるらしい。だったら、気合を入れて書いてみようと、こんな風に私は綴ってみた。笑

建設会社を経営しているものです。数年前から自社近隣の遊休農地を使って欲しいと いう依頼があり、社内菜園的な利用をして野菜を作り、社員や近隣住民に配っています。その中で、もっと農業に関して知識を深めることができれば、もっと有効活用出来 るのでは無いかと考えました。 また、近隣では遊休農地が増える一方であり、耕作をやめても周りの人に迷惑をかけ ないよう、草刈りだけはしているという方が多くなりました。それも高齢のため、年々 キツくなってきて、大変そうな人も多く見られます。そんな人達に対して、なにか手助け出来ることが無いかといつも考えているので、受講することでなにかヒントを見つけ ることが出来るのではないかと思いました。どうぞ、よろしくお願いします。

 偉大なヨメにこの原稿を見せたら「文章も少し変だから、ChatGPTっぽくなくていいんじゃない?」そんなお褒めの言葉を頂いた。笑

 はたして私は受講に至るのでしょうか。笑 受講できなかったときには、ナニも話題を出さないと思うので、そのへんは皆さん察していただければ嬉しく思います。笑

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