職業としての小説家 / 村上春樹


群像新人文学賞の受賞をきっかけに

小説家になった著者。

デビュー作「風の歌を聴け」は

控えもコピーも取らないで出したという。

受賞していなければ、

今の村上春樹は存在していなかった。笑

小説家になる前に、喫茶店をしていたのは有名ですが、

どんな思想で小説家になる決心をして、

店を手放したのか。そんな葛藤が綴られています。

小説を書き続けるため。

どんな風に考え、なんの為に書くのか。

それを実現させるための

ライフスタイルを知ることが出来ました。

どんな物を書いても誹謗中傷は免れない。

みんなが満足するものは作れない。

だから自分が楽しめるものを書くのだという。

私は特に村上春樹ファンというわけではない。

実際、最近まで難解というか、最後まで読めない。

そんな風に思っていたので、執筆過程を少しでも、

理解することができれば、著者の創作する小説も、

楽しめるのでは無いか。

そんな風に思い手に取りましたが、

少し自分なりの見解に

変化をもらえる内容でありました。

少しでも、村上春樹を楽しめるような、

読書家に変身しようと思います。笑

23 th in August / 239 th in 2023