28歳の藤本あすみは、大手メーカーの正社員として安定した事務職に就いていた。お人好しで少し能天気、面食いな性格の彼女は、飲食店の社長を自称するイケメン・野崎理空也と出会い、すぐに夢中になります。
理空也は「あすみが結婚したら専業主婦になって、僕の収入は好きに使っていいよ」と甘い言葉をかけ、プロポーズ。あすみは彼の言葉を信じて、正社員の仕事を「寿退社」してしまう。
しかし退社した途端、理空也は本性を現します。実は彼はただのバーテンダーで、飲食店社長などという話はすべて嘘。しかも、あすみの名前で作ったカードの支払いや生活費を押し付け、借金を残して蒸発してしまう。
あすみが気がついたとき、手元に残っていたのは銀行の通帳残高わずか。高額なカードローンやクレジットカードの支払いだけだった。恋人も仕事もなく、貯金もなく、28歳独身無職のどん底生活が始まります。
最初は現実を直視できず、浪費癖が抜けず「これは必要経費」「ご褒美だから」と自分を甘やかしてしまう。友人たちの助けを借りながら、日雇いバイトや極端な節約生活に突入。家計簿を付け始め、キャベツと卵ばかりの食事、100円ショップの活用、ポイントの駆使など、必死で食い繋ぐ日々を送ります。
そんな中、派遣会社に登録し、ようやく仕事を得ます。渋谷の人気IT企業に派遣され、マーケティングセクションでSNS記事の投稿などを担当するように。職場では優秀な同僚たちに囲まれ、少しずつ仕事のやりがいを感じ始め、派遣社員として生活を立て直していく。
しかし、物語はそこで終わりません。生活が少し落ち着き始めた頃、元彼の理空也が再びあすみの前に現れます。さらに、合コンで出会った八城豊加(ゆたか)という男性との出会いも訪れます。しかし、豊加は優しく誠実そうに見えるが、彼にもある秘密があるという。
続編も何冊か読了済みですが、私だけかも知れませんが、本書を読んで主人公が手放せない万年筆というアイテムが欲しくなりました。(笑) 万年筆などもう何十年も握ったことすらありませんが、少し使ってみようかと思い、本日Amazonで3000円くらいのをポチったということで、アウトプットしたことにしようと思います。(笑)