YouTubeなどのプラットフォームで過激な動画を配信して注目を集める「炎上系ユーチューバー」について、実態をルポ形式で描いた内容になっています。
特に焦点を当てているのは、市民が起こす犯罪行為や迷惑行為を撮影・配信し、それを「世直し」や「私人逮捕」として糾弾するタイプの配信者たち。
これらの過激なコンテンツは、賛否両論を呼びながら、再生回数を爆発的に伸ばし、広告収入などのカネを生み出している。
著者はこうした配信者の横顔を取材し、元々は何の特別な地位や資産も持たない「ただの人」が、過激な行動を通じて熱狂的な信者を獲得していく過程を明らかにしています。
視聴者は単なる観客ではなく、配信者の「正義」に共感・参加する形で一体感を生み、歪んだ共犯関係のような構造ができあがっているという。
注目を集めることで価値を生む経済を創出する。これを「アテンション・エコノミー」というらしい。SNSの動画再生数や「いいね」数、サイトの滞在時間などが広告収益に直結するため、より過激で感情を揺さぶる情報が拡散されやすい傾向にあるという。
私は何年か前に、Youtubeを暇さえあれば見ているような時期があり「炎上系ユーチューバー」は、見た覚えがありませんが、Youtube自体、ただの暇つぶしにかなっていないことに気づき、全く見なくなりました。
本書を読んで、調べモノのついでに動いている姿を見たいとか、Youtubeを情報の取得手段として、利用する程度にして、暇つぶしとして見るのはやめよう。そんなふうに考えさせてくれる本書でありました。