胃には、食物を消化し、全身に栄養成分を送る役目だけでなく、「食欲」そのものも司ることが、近年あきらかになった。消化の第1ステップにして、「食欲」を司る、人体一の多機能臓器といえる「胃」。
その「胃」の外科手術で国内トップの腕を誇ると言われる著者は、手術において、胃の「ある部分」を残すことが、手術後の健康と食欲を守ることを明らかにし、その新しい手術方法を開発した医師だという。
3000をゆうに超える胃を見て、触れて、誰よりも胃の真価とケアの大切さを知る医師が、人生100年時代を健やかに生きるための、胃とのつきあい方を教えてくれました。
胃そのもののことはもちろん、病気のときの食べ方や、「筋力」を保つ方法もお伝えしています。一生「食べられる」を守って元気に生きる秘訣がつまった本書です。
胃が「生きる欲」を司る臓器だと強調され、胃を守ることが「食べる」ことを守ることにつながるという視点がとても新鮮な内容でございました。日常のストレスや不規則な食事が胃に与える影響を具体的に挙げ、ただの臓器ではなく、私たちの活力の源だとさえ感じさせてくれます。
私の様に年配になってくると、量が食べられなくなることを「胃が小さくなる」と、いうときがある。しかし、食べられる量は胃の大きさに関係ないという。
胃を全摘出すると食欲が無くなり食べられなくなるが、胃の上部の胃穹窿部を取らなければ、食欲が減らないのだという。
著者はピロリ菌に感染している胃を見ただけで、ある程度わかるという。内視鏡手術がいいのは、臓器に手で触れないという利点があるからだという。
現在自分はとりあえず、五体満足だけれども、食えなくなったり、飲めなくなったら、何に活力を求めたらいいか、わからなくなるかも知れない。100年生きられるとは思いませんが、あと20年、食べられる胃と、飲める肝臓であることを、今度、横山八幡宮に行ったらお願いしようと思います。(笑)