「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済 / 小川さやか


Living for Today

―その日その日を生きる―

人びととそこに在る社会のしくみを論じることを通じて、わたしたちの生き方と、わたしたちが在る社会を再考することを目的とする。

しかし「Living for Today」 は、

なんら特別な生き方ではない。

あらゆる人間はみな、

その日その日を生きている。

それをあらためて考えることをしていない。

先延ばしにしているだけだという。

ワタシも明日死ぬかもしれないし、

人生が180度変わるような恋に落ちるかもしれないし、

愛する妻が死ぬかもしれない。笑

明日のことは誰にもわからない。

まして1年先、10年先の未来などわからない。

日本では考えられないような、

その日暮らしをする海外貧困層の取材をもとに、

そんな人達のルールや思想を、

わかりやすく紹介されています。

わかりやすいとはいえ、日本人のワタシには、

とても理解できない思想もあったりします。

その日暮らしと聞くと、

日本では「いい加減」とか「アウトロー」的な、

そんな印象を抱くが、それは日本人の価値観であり、

世界の中では圧倒的にそんな人達が、多数派であり、

人間本来の当たり前の思想なのかもしれない。

そんなことを考えさせられる。

この手の本を読むといつも思う。

日本人で良かった。

日本に生まれてよかった。

今日も天皇陛下に感謝して、

酒を飲もうと思います。笑

20 th in October / 280 th in 2023