財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済 / 上念司


 33のQ&A形式で、著者が「日本の経済」「財政」「税」「社会保障」「中国」「EUの経済」「政治」など、さまざまと展開しています。ひとつひとつ区切りがあるというか、とても読みやすい印象の本書でありました。

 財務省関連の本はここ数ヶ月でかなり読んでいます。笑 そのおかげなのでしょうか。ナニを読んでも最近は「復習レベル」になってきた印象です。笑

 財務省は法学部出身のやつが多いので経済オンチが多いとか、記者クラブは財務省に群がる忠犬ポチだとか、多チャンネル化の世界に逆行する日本はNHKと5大テレビ局しか無いから天狗になってるとか、マイナス金利は悪と決めつけている報道とか、借金と資産、簿記がわからないマスコミとか・・・

 私は本をこれほど多読するようになって3年経ちますが、今までの人生、自分がどれくらいマスコミに洗脳されていたのか。そんなことをとても考えさせられる日々です。笑

 今はネットである程度のことは誰でも知ることが出来る。しかし、それは本質ではなく、上辺のことだけ知っているという認識を持つべき。

 確か齋藤孝氏の本だったと思うが、こんなことを書いていたのを思い出した。ネットの情報は浜辺を見ているだけで、海の中のことはわからない。

 国債を国民の借金という洗脳、すべての原因は少子高齢化のせいという洗脳、国民はテレビでコントロール出来るというメデイアの自信。

 とてもそんなことを考えさせてくれる本書です。先日、とある会合でセミナーの講師が誰が良いかという、そんな話題になった時があった。笑

 私が一番興味があったのは高橋博之氏だったが、すでに宮古陸中青年会議所で開催予定で、私は参加予定だったので具体的な名前を提示することが出来なかったが、次に誰の話を聞いてみたいかと聞かれたら、上念司氏とこれからは答えたいと思う。笑

 ちなみに検索して調べたら、セミナー料は「要相談」だった。笑 ちなみに、誰でもいくらかかっても誰の話が聞きたいですか? そう聞かれたらこう答えようと思っている。

 中野信子でお願いします。著書も何冊か読んでいるのはもちろんですが、生で彼女を見たい。そんなセミナーに参加することが出来たなら、是非、一眼レフを持参し、一番前の席を陣取ってセミナーに臨もうと思います。笑

3月30冊目_2024年75冊目