芸能界薬物汚染 / 薬物問題研究会


 2005年から10年あまりの芸能人、スポーツ選手、文化人、業界人。そんな人物たちの薬物汚染ファイルと言っても良いと思われる本書。各人が薬物に汚染されて行くキッカケやその結末まで。たくさんの人について綴られています。

 たくさんの人を紹介していますが、正直言って顔も浮かばない人もいる反面、すぐに浮かぶ人もいた。私がピンと来たのは以下の人たちです。

 清原和博・ASKA・酒井法子・小向美奈子・岡崎聡子・田代まさし・清水健太郎・押尾 学・高部あい・田口智治・成田昭次・鈴木茂・岡村靖幸・大森隆志・桂銀淑・赤坂晃・加勢大周・野村貴仁など。

 その他、私がピンとこない著名人がこの2倍くらいは取り上げられています。「薬物は恐ろしい」とよく言われる。何がどのように恐ろしいのか。私は酒に溺れているので、酒でも十分怖いと思っているのに、それより凄い世界が世の中には存在するらしい。笑

 多くのサンプルの集積である本書ですが、それらは普通の一般人ではなく、誰もが知る有名人です。だからこそ、薬物の恐ろしさを感じ取るにはとても有意義な1冊と言って良いだろう。

 近年は安価でお手軽な「危険ドラッグ」の普及により、薬物に対するハードルが急速に下がっているという。「薬物のカジュアル化」が進んでいると著者は警笛を鳴らしています。

 危険ドラッグは生じる障害や、依存性は従来の薬物と変わらない。むしろ新しいものほど、得体の知れない分、昔からある誰も知るクスリと言われる「純正品」よりリスクがあり危険だという。

 政治と薬物について触れている箇所がありました。岸・安倍家は薬物との関わりの強い一族。岸信介は戦前、満州にアヘン利権を持ち、大きな富を築いた。その資金力があったからこそ、孫の安倍晋三も、総理大臣としての今日がある。

 戦後、岸は、A級戦犯でありながら処刑を免れたのと引き換えに、CIAのエージェントになったといわれる。一方で統一協会とのつながりに象徴されるように、満州時代からの朝鮮半島コネクションを戦後も持ち続けた。

 CIA、朝鮮半島、カルト宗教、薬物などに色濃く染まった人物であり、それは岸を深く尊敬する安倍にも受け継がれていると考えるのが自然である。北朝鮮は外貨獲得のために国家ぐるみで薬物の密輸出を行っているといわれ、日本への大きな供給元となっている。安倍の持つバックグラウンドは、この北朝鮮薬物ルートが安倍の利権の一部なのではないかといったことを、強く連想させる。

 当局が本気で薬物を撲滅しようと考えるはずもない。しかし仕事をしているところは見せなければならない。そのために最も有効なのが、報道されて手柄を派手にアピールできる著名人の逮捕ということになる。

 私が言っているのではありません。本書に、こう書いてありました。薬物の報道も、マスゴミが関連しているようです。笑 本を読めば読むほど、テレビのダメさ加減を知ることが出来る。笑 皆さん、報道だけを信じないで、自分で勉強する力を身に着けないにしても、少しでも疑う。そんな「猜疑心(さいぎしん)」を持つような人になりましょう。そんな注意喚起で終わらせて頂きます。笑

 最後に少しだけメモをしておきます。笑 「ASKA パソナ」「押尾学 森元総理息子」興味がある人は、ググってください。

13 th in December / 317 th in 2023