日本株式市場にも上がり続ける株がある。配当を出し続け、自社株を買い増し、加えて株主優待。株主の価値向上に特化する企業。そんな誰もが知る17銘柄を持ち続けてください。そんな教えを指南する本書です。
どんだけ金を持っていれば、そんなことが出来るのか。そんなことを思う。株価が￥1,000なので￥1,000で買えるわけではない。株には「単位株」といって、通常売買できる単位が決まっていて、100株とか1,000株とかそんな単位で売買が行われる。
￥1,000の株の単位株が100株であれは¥100,000必要だし、単位株が1,000株だと￥1,000,000が必要になる。
17銘柄も所有するには、何百万円もの、軍資金が必要になる。しかし、現在さまざまな証券会社が提供しているサービスに「ワン株」というサービスがある。単位株より少ない単位で買うことが出来る。
単位株の売買と違い、指値注文が出来なかったり、約定にタイムラグがあったりするが、少ない金額でも投資することができる。それを利用してコツコツ買い足して行けば良いと説いています。
そんな方法であれば、毎月少しずつ、株を増やして行き、長期で持ち続ける。どんな株式投資の本にも書いていますが「長期で持ち続け市場から退場しない」そんな行動を達成出来るのではないか。笑
私は「投資信託」を毎日100円づつ数銘柄、月にして6千円くらい買っている。笑 それはそれで、有意義だとは思っているが、それよりこの投資方法は純粋に楽しそうです。笑
17銘柄は誰もが知っている次の企業です。INPEX(1605)/JT(2914)/花王(4452)/アステラス製薬(4503)/大塚ホールディングス(4578)/ブリヂストン(5108)/コマツ(6301)/クボタ(6326)/伊藤忠商事(8001)/三井物產(8031)/三菱商事(8058)/三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)/三井住友フィナンシャルグループ(8316)/日本取引所グループ(8697)/東京海上ホールディングス(8766)/NTT(9432)/KDDI(9433)。全部確認したわけではありませんが、ほとんど日経225の組入銘柄です。
一通りここ30年のチャートをみましたが、確かに株主価値を上げるための努力している会社だということもあり、10年も前からこの17銘柄を持ち続けていたら、とても含み益を得ることが出来たであろう。笑
本書で指南する投資は、軍資金がないのでもちろん実現は出来ないけれど、この17銘柄は少し買って観察してみようか。そんな風に思わせてくれる1冊でありました。
3月23冊目_2024年68冊目