消化器病や生活習慣病を専門とする著者が、2016年に著した一冊です。
従来「糖尿病患者の禁断の食べ物」とされてきたチョコレートが、実は高カカオのものを適量摂ることで糖尿病の改善に役立つ「魔法のスイーツ」であることを、最新の研究やクリニックでの症例を交えて紹介しています。
著者は、チョコレートが不健康と見なされてきた背景に、糖尿病の食事指導における誤った常識があったと指摘します。
世界の研究では、カカオに豊富に含まれるポリフェノールがインスリンの働きを高め、血糖値の上昇を抑え、ヘモグロビンA1cを下げる効果が次々と明らかになっていると述べています。
食物繊維のリグニンが糖の吸収を阻害し、低GI食品として食後高血糖を防ぎ、抗酸化作用で血管のダメージを軽減する仕組みも詳しく解説されています。
クリニックの患者さんの症例では、高カカオチョコを習慣化しただけでヘモグロビンA1cが大きく改善したり、太りすぎや脂肪肝が良くなったりした例が多数紹介されています。
糖尿病以外にも、高血圧や動脈硬化、アレルギー、ストレス、うつ、脳の老化防止、肥満予防など、幅広い健康効果が期待できるとされています。
実践法としては、カカオ分70%以上の高カカオチョコレートを1日約25g、5回に分けて(1回5g程度)食前や食間に摂る方法を推奨しています。
食事より先に食べることで血糖値の上昇を効率よく抑えられるとしています。
著者厳選の商品や、糖尿病の基礎知識もまとめられており、甘いものを我慢せずに数値を改善したい人にとって実践的な内容です。
科学的根拠に基づきながら、無理なく続けられる健康法として提案されているのが特徴です。
私も高カカオチョコレートを半月ほど食べるようになり、何か変化があるのかと思って献血をしたら、数値がとても良くなっていてびっくりした経験をしました。
そんな患者さんの症例がたくさん紹介されていますが、本当に効果があるのだと再認識させてくれる内容でした。
これから宴席では高カカオチョコレートの洗脳者になって、宴席を盛り上げ、きっと飲みすぎてしまうことでしょう。(笑)
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