お金の整理学 / 外山滋比古


人生100年時代を迎え「定年後」の時間が長くなった。

そんな老後の「お金と生きがい」について、

様々と著者の持論が展開されています。

年金が足りない

受給開始年齢が引き上げられる

貯金が底をつくかもしれない

そんな不安の声は尽きないし、私も含め大抵の人は思っていることでしょう。笑

そうしたなか、95歳にして現役で「株投資」を続けている著者いわく、

「もっと前向きに、老後のお金の話をしよう」

不安が消えない時代にだからこそ、

上手にお金と付き合いながら、

面白がって生きる。

年金、貯蓄、相続、仕事、副業、趣味、

そして「株投資」笑

最近でこそ、NISAや、iDeCoなどの税制優遇で、

株式や投資信託に対する抵抗感は少なくなってきたが、

まだまだ毛嫌いする人は多い。

本書は「株式投資のススメ」と言っていい本です。笑

株式投資の入り口として、

年寄りの自慢話を聞くつもりで読むのに、

とても適した内容だと思います。笑

著者はこんな言葉で締めています。

毎日を退屈に過ごしてばかりの老人が増えたら、この国は立ちゆかなくなる。

逆に、知的好奇心を失わず、人生を最後の最後まで面白がろうとする人が増えれば、世界でも類を見ない活気ある国になるだろう。

余生と呼ぶには長すぎる「人生の第二部」を目一杯、楽しむ。

この本をきっかけ、ヒントにして、そのように考える人が増えれば、望外の幸せである。

まだ余生ではありませんが、笑

人生を最後まで「面白がろうとする人」に

なれるよう精進しようと思います。

14 th in June / 163 th in 2023