グレート・カブキの自伝です。
生い立ちから始まり、プロレス入門、全日、アメリカ。
日本とアメリカを行ったり来たり。
特にアメリカのプロレス事情をよく知ることが出来ました。
そしてプロレス団体の垣根というか、
あっちの団体、こっちの団体というような感じ。
お金によるビジネスライクなところもあれば、
人情を大切にするあたりなどあったり。笑
ジャイアント馬場とのやり取りが非常に面白い。
アメリカに行こうとしたら、馬場の奥さんに「あなたがいなくなったら誰が教えるんですか?」と言われたとか、
アメリカで膝のサポーターを貸せと頼まれて貸したら、その中に金塊をかくして密輸入し、それでチャンピオンベルトを作ったとか、
アメリカで成功したあともファイトマネーは先輩より安くされたりとか、
とにかく馬場のケチさ加減と、それを許してしまうカブキのやり取りが面白い。
加えて、フリッツ・フォン・エリックとの関係性も非常に興味深く読ませて頂きました。
フリッツはカブキを信頼していて、息子たちにプロレスを教えることを頼んでおり、そんな信頼関係から待遇が馬場と違ってすごく良かったところとか、日本ではアメリカでの活躍は報道されていなかったけれど、とても成功をしていたんだということを感じさせてくれるエピソード満載です。
自分がやりたいことを見つけ邁進すれば成功する。
プロレス本でとてもおもしろい内容ではありましたが、少し自己啓発的なエッセンスを感じました。笑
07 th in November / 293 th in 2023
“#東洋の神秘" #ザ・グレート・カブキ自伝 / #ザ・グレート・カブキ
— daisuke_oyamada (@daisuke190) November 19, 2023
アメリカに行く前、全日の若手教育係だったあたり。
アメリカに行って、フリッツ・フォン・エリックに世話になるあたり。
日本に来て、ケチな馬場とのやり取りなど。
とてもおもしろい。笑https://t.co/172Iis3XqV