2011年6月19日 自宅 オンライン
インターネットで効率よく情報取得。
チャンスは情報の差によって生まれる。
効率的な情報収集こそが〝誰も手にできない未来〟を
自分のものにする方法だった。
2011年6月20日 東京拘置所 オフライン
持ち込んだ本は手元には届いていない。
部屋にあるのは「官本」として置かれている２冊。
主な情報源は紙の新聞。ラジオは聴ける。テレビはない。
たった１日で半世紀以上も昔の情報環境に逆戻り。
他の囚人たちと同じように過ごしていては情弱になり、
シャバに出る頃には浦島太郎。
一般人以下確定だと思ったという。
収監と同時に人生でもっとも過酷な情報戦が始まった。
そんなクダリから始まります。笑
刑期2年半の刑務所暮らしで読んだ中から
42冊を紹介しています。
読んだことがあるものもあれば、聞いたことも無い著者まで。
とても興味深く読ませていただきました。
元外交官で国策捜査により長く服役経験のある佐藤優氏いわく、
「堀の中は読書に最適な空間」らしい。
佐藤優さんの本は何冊か読んだことがあるが、
強烈な読書家という印象が残っています。
私は服役もした時も無ければもちろんしたくない。笑
最適な空間だからこそ有意義に読書出来たのではないか。
そんなことを考えさせられる。笑
「童貞パワーが生んだ名作たち」
こんな項目がある。
男はみな童貞で生まれる。そして結構な年月を童貞で過ごす。
1度童貞を捨ててしまえば再び童貞に戻ることは無い。
しかし刑務所の中で2年間もセックスをしなかったので、
童貞に戻ったのだという。笑
そんな服役生活で「童貞力」をつけることが出来たという。笑
ドラッグの様なオナニー。おとづれる禁断症状。
湧き出てくる妄想力。
やりたいことが出来ない田舎の中学生のときに
持っていたようなギラギラした気持ちを持てたという。
少食・粗食もだいじですが「女の断つ」のも人生にとって
大事なことなのかもしれませんね。笑
「夢をかなえるゾウ」の著者、水野敬也さんが
差し入れをしてくれたエピソードが紹介されています。
水野敬也さんの差し入れのおかげで
自分からはすすんで絶対読まないであろう、
ベストセラーをいくつか読んで刺激を受けたという。
「成りあがり How to BIG / 矢沢永吉」
「五体不満足/乙武洋匡」
「PRTONIC SEX / 飯島愛」
この3冊が紹介されています。
結局、何をどうすれば100万部に達するのかはわからなかったが、
結果論の分析では無く、
本に限らずこれから物事を起こすために必要なことは、
「0を1にする行動でしかない」
そんなことを思ったという。
飯島愛さんのやつは読みましたが、
矢沢永吉さんと乙武洋匡さんも読んでみましょうかね。
紹介されている本のジャンルはビジネス、科学、経済、小説、ノン
フィクションなど。
とても興味深い本ばかりです。
読書意欲をかきたててくれる。
そんな1冊でありました。
78th in 2022