専門医が教える肝臓から脂肪を落とす食事術/尾形哲

 肝臓外科医が著者自身の「スマート外来」での患者の実績をもとに、患者数名の経緯と脂肪肝改善をした実践書になっています。

 著者は生体肝移植の経験から、短期間で肝臓の脂肪を落とす食事指導を確立。患者の約8割が3カ月で5キロ前後の減量と検査値改善を達成しています。

 核心は「肝臓の脂肪は皮下脂肪や内臓脂肪より落としやすい」という点。

 体重を現在の約7%減らすと肝細胞の脂肪が減少しやすいため、目標を3カ月程度の短期集中に設定。毎日体重を測って記録する「タスキの法則」で効果を可視化しています。

 食事の基本はシンプル。精製糖質(白米・白パンなど)を半分に抑えつつゼロにはせず、野菜を今の2倍(1日350g以上)に増やし、毎食タンパク質を20〜30g確保。

 飲み物は水・お茶・ブラックコーヒーに限定し、加糖飲料や甘い液体を避ける。

 スーパーやコンビニの食材で十分実践可能で、筋肉を維持しながら空腹感を抑える工夫がリバウンドを防ぐという。

 痩せることの本質は体重減ではなく脂肪減である、と強調する内容になっています。医学的根拠に基づきながら日常で続けやすい、具体的な点はとても魅力的な内容になっています。

 著者の本は『肝臓大復活 100歳まで食・酒を楽しむ「強肝臓」の作り方』に続き2冊目です。とりあえず、高カカオチョコレートと、酢納豆は初めて3日目になりました。(笑)

 私はお酒が大好きなので、いつまでもお酒を飲める体でいれるように「酒を飲むためにそこまでして勉強するのか?」と言われるくらい、たくさん勉強し「いつまでも酒を飲める肝臓」でいられるようにしたいと思います。(笑)

9月11冊目_2026年166冊目