肝臓専門医・栗原毅氏による実践的健康書。肝臓は「歳をとらない臓器」で、脂肪肝や飲みすぎで衰えても、正しい生活改善でスピーディに機能を回復させ、90歳でも20代並みの「強肝臓」を維持可能だと説いています。
脂肪肝は万病の出発点であり、沈黙の臓器ゆえ症状が出にくいため早期対策が重要。「健康のため」の誤った習慣を指摘しています。
ウコンサプリ、ノンオイルドレッシング、フルーツデザート、スポーツドリンク、アメ、晩酌をジュースや低アルコールサワーに替えるなどは逆に肝臓を弱めるという。
大敵はアルコールより糖質、特に果糖の過剰摂取。カロリー制限より糖質管理を優先し、血糖値スパイクを避けることが肝心。
「超簡単!7つのポイント」では、歯磨き徹底、一口30回よく噛む、酢納豆、食前の高カカオチョコ、緑茶、スロースクワット&ウォーキング、夕食から朝食まで12時間空けるなどを提案しています。
適量の飲酒は毎日でもよく、休肝日の反動を避け、むしろ中性脂肪減少に役立つ場合もあるという。
自力で内臓脂肪を落とし、食と酒を楽しみながら100歳まで健康な肝臓を保つための具体策が満載です。私もAST・ALT・γ-GTPなど、けっこう気にしているので参考にしたいと思います。
著者は高カカオチョコレートを脂肪肝患者に積極的にすすめて、クリニックの患者さんの約9割が習慣化し、ほぼ全員で肝機能改善がみられたと報告されていた。
カカオポリフェノールは赤ワインの約5倍含まれ、強力な抗酸化作用を発揮。肝臓は活性酸素に弱い臓器で、脂肪と活性酸素が結びつくと肝機能が低下しやすい。ポリフェノールが活性酸素を除去し、肝細胞を守り、脂肪肝の進行防止や改善に役立つという。
食物繊維が非常に豊富で、糖の吸収を緩やかにするため、食後の血糖値スパイクを抑え、インスリンの過剰分泌を防ぐ。インスリンは肝臓に脂肪をため込みやすいため、これを抑えることで脂肪肝の予防・改善につながるという。
肝臓の脂肪だけでなく内臓脂肪・皮下脂肪も落ちやすくなり、代謝が上がりやすくなる点めあるという。
量は1回約5gで1日15〜25gを目安に、朝・昼・晩の食前に摂取するのを基本として、効果を高めるなら食間も加え、計3〜5回に分けて摂取すると良いという。
チョコを食うだけで肝臓に好影響があるのであれば、私は「いつまでも酒を飲みたい人」なので、ぜひ実践しようと思います。
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