文章テクニックを教える本ではなく、「どうすれば書くことをやめずにいられるのか」という心構えに焦点を当てた感じの一冊です。
未経験者や途中で立ち止まってしまった人、文章力に自信がなくても書き続けたい人を対象に、著者の8年以上のライター経験に基づくリアルな視点を伝えています。
書く仕事に必要なのは才能やセンスより、「自分はどこで力を発揮できるのか」を知り、市場や相手と向き合いながら続ける考え方だと説いています。
重要なのは、目的把握・ペルソナ設定・構成。読者との対話や感情の翻訳、市場とニーズの掛け合わせ。
仕事の種類別で書き方が異なることを示し、発注者との報連相やSNSの心得など信頼構築を大事にするべきだという。
メンタルの維持も大事だといっています。厳しい言葉への対処や「もう書けない」時の対処についても触れていた。
「書ける人」になる前に「書き続けられる人」になるための土台を、甘やかさず突き放さないスタンスで提示してくれている、そんな内容でございました。
私の中では「ライター=文章力」というイメージでしたが、文章力より大事なことがたくさんあるのではないかと、考えさせられるそんな一冊でありました。
そして「ライター」という職業の「現場リアル」を少しですが垣間見ることが出来たことも、本書を読んだ収穫の一つだと思います。
8月23冊目_2026年155冊目