日銀破綻 / 藤巻健史


少しのきっかけさえあれば、

日本の株、国債、円売りが始まる。

その時、日本はどうなる。

アベノミスクの異次元緩和。

どんな出口があり、どう後始末するというのか。

効果がさほど無いにもかかわらず、

政府と日銀は、異次元金融緩和をゆるめない。

異次元金融緩和の何が問題かというと、

その出口戦略が皆無であることだという。

国債による日本の借金は1000兆円以上。

先進国の中、対GDP比ではダントツ。

税収毎年60兆円、支出は100兆円。

「財政法第5条」にはこうある。

すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、又、借入金の借入については、日本銀行からこれを借り入れてはならない。

政府が直接日銀に国債を買わせることは出来ない。

しかし、政府の発行した国債は、形式上、入札で銀行が買うが、

翌日には日銀が買い取ってしまう。

国債総額の半分以上、日銀が保有しているという。

ある局面でハイパーインフレにする以外、解決しない。

紙くずになる国債、円はリスク高いのでドルや

仮想通貨を買うべきと著者は解いています。

本書が発行されたのは2018年、5年前です。

ハイパーインフレはまだ来ていません。

カップラーメンが20%値上がりしたくらいです。笑

この手の話は2極化します。

日本は破綻するというものもあれば、

国債なんか紙幣を印刷すればいいだけだから、

借金と呼ぶことすらおかしいだとか。

私は、専門家では無いのでよくわかりません。笑

本書を読んで財務省のホームページをみました。

「国債の入札カレンダー」というページが有りました。

令和5年6月1日付けの、

10年利付国債の入札結果がありました。笑

本日、10年利付国債(第370回)の価格競争入札、第Ⅰ非競争入札及び国債市場特別参加者・第、非価格競争入札について、下記のように募入の決定を行いました。

1.名称及び記号 利付国庫債券(10年)(第370回)

2.発行根拠法律及びその条項 特別会計に関する法律第46条第1項

3.表面利率 年0.5パーセント

4.発行日 令和5年6月2日

5.償還期限 令和15年3月20日

6.価格競争入札について

 (1)応募額 8兆891億円

 (2)募入決定額 2兆1,930億円

 (3)募入最低価格 100円56銭

  (募入最高利回り)(0.440%)

 (4)募入最低価格における案分比率 91.4878%

 (5)募入平均価格 100円60銭

 (募入平均利回り)(0.436%)

7.非競争入札について

 (1)応募額 8億9,200万円

 (2)募入決定額 8億9,200万円

 (3)発行価格 100円60銭(0.436%)

8.国債市場特別参加者・第Ⅰ非価格競争入札について

 (1)募入決定額 5,052億円

 (2)発行価格 100円60銭

 (0.436%)

8兆円入札に掛けて、

2兆円しか決まらないのはわかりますが、

「非競争入札」ってなんだ?

「国債市場特別参加者・第Ⅰ非価格競争入札」ってなんだ?

今度、銀行マンに聞いてみようと思います。笑

このように書いてある本があったの思い出した。

日銀が国立印刷局から紙幣を調達する費用は券種(千円、五千円、一万円)によらず1枚あたり約16円。1万円札を1枚発行する度に、日銀は9984円の利益を得る。

この利益の行方はどこにいったのか。

もっと勉強して突き止めようと思います。笑

22 th in June / 171 th in 2023