鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない”方法 / 宮崎直子


ハガネの自己肯定感。

なんとも、力強い響きです。笑

上司に怒られて自己肯定感が下がったり、

ダイエットに成功して自己肯定感が上がったり、

高い時もあれば、低い時もある。

そんなイメージを「自己肯定感」に持つ人は、

私も含めて多いだろう。笑

著者は「自己肯定感は上がったり下がったりするものではない。ずっと上がったままにできるものである」という。

「なぜなら、自己肯定感は決意」

今ここで、 「過去に何があっても、今どんな状態でも、未来に何があっても、私は私を受け入れ愛する。自分は一生自分に寄り添い、自分の親友になる」と決めてしまえばいいだけだという。笑

著者は22年間、シリコンバレーで暮らし、

働いた経験の持ち主で、

さらに、アドラー心理学、ポジティブ心理学、

マインドセット、稲盛和夫氏や中村天風氏や

斎藤一人氏などの教えに触れており、

アメリカの大学院で心理言語学も学んでいるという。

まさにイケイケです。笑

周囲でも自己肯定感が低いことで

幸せな人生を送れなかった人をたくさん見てきて、

幸福を獲得するにはどうしたらいいのか、

あらゆる学問や教えを学び、シリコンバレーで見つけた、

そんなノウハウを、本書ではたくさん紹介しています。

自己肯定感高めの人が読めば、とても刺激になるかも知れませんが、自己肯定感低めの人が読むと「俺には無理」とか「やってられねぇ〜!」とか思うレベルかもしれません。笑

2005年に行われたアメリカ政府の組織、ナショナル・サイエンス・ファンデーションの研究によると、平均して人は1日に1万2千から6万個の考えを持ち、そのうち、80%はネガティブ、そして95%はその前の日と同じ考えだという結果が出たという。

80%がネガティブで95%が前日と同じ。

それを少しずつでも、ポジティブに置き換えていけば、1年後には見違えるほど好転するという。

著者は「私は私を受け入れ愛する。自分は一生自分に寄り添い、自分の親友になる」というが、私はそんなに自分を愛せない。笑

私なりの解釈としては、

「なんでも良い様に考える」ことにしよう。笑

車をぶつけたらコレくらいで済んで良かったとか。

入札で負けたら事故を起こすよりマシだとか。

二日酔いになったら具合悪くても目が覚めてよかったとか。笑

ネガティブな要素は「些細なポジティブ」に変換する。笑

「ハガネの自己肯定感」とまで行けなくとも、

「豆腐の自己肯定感」くらいになれるよう、

精進しようと思います。笑

6 th in June / 155 th in 2023