凍結防止剤をエアーで積込

私の会社では岩手県より凍結防止剤散布業務を受託しています。

朝早くて大変ですが、当番を決めて対応しています。

散布そのものは、道路状況が悪いときや吹雪などの視界が悪い時は怖い場合もありますが、車に乗って走りながら社内の操作レバーで塩の散布をできるのでそれほど難儀することもありません。

毎年難儀しているのが、積込です。

25キロ袋が40袋入ったコンテナバッグで納入するのですが、それを手で開いて1袋づつ散布車に積み込む作業がまぁまま大変です。

昨年までは、下の写真のように足場の上に塩を乗せて人力で積み込んでいました。写真に写っているのは7名ですが、積込が少ない時は楽ですが、100袋オーバーも積込すると、まぁまぁ大変です。

塩が置いている箇所から、「散布車の脇まで動かす」という作業が大変なのです。

さらに今までは、毎年会社の近くに現場があってそれなりに人員がいるので、その人達に対応してもらっていました。

しかし、今年はシーズン前から会社近くの現場が無いので毎日会社に人が集まることがありません。

どうしようかと考えていましたが・・・コンプレッサーを使用してエアーで積み込むことを思いつきました。

最初に見つけたのが、MAGー22と言うやつです。内径が22mmでφ32mmのパイプがつくやつです。エアガンについては前に記事にしたので参照してください。

コンプレッサーからホースを出す箇所が3本あるので、ホースを3本特注。まぁまぁ時間も掛かるので、もう少し内径が大きいものが無いかと探していたら、内径が38mmで50mmのパイプを付くやつを見つけ購入し現在はそれで運用しています。

もう少し内径の大きいものも有るようですが、エアーの量が足りるのか、わからないし、エアーのホースを少し太いのにする必要性が有りそうでる。

何より、一人で袋をカッターで切って供給するのですがそのスピードにはだいたい釣り合っている感じなので、これよりもっとスピードアップする必要が無いような気がします。

12月の初めから、現在までの思考錯誤
動画を撮影したので紹介したいと思います。

最初は塩をコンクリートで囲いを作って、そこにある程度の量(10t以上)をいれ、そこの中から吸い込む形をとっていました。最初ですのでパイプの計が32mm。それを3本束ねて使用していました。

毎回、ホースを散布車の上に上げて、ホースだけだと塩が飛び散るのでそれを受けるボックスを作成して積込していました。

毎回、積み込む度にホースを上げる面倒くささ。

更に、塩が時間が経過すると塊が多くなって来るのに気が付きました。その塊のせいで効率が非常に落ちることが多くなってくることに気が付きました。

毎回ホースを上げるのは面倒なので、予め塩の投入箇所を決め、そこに散布車を付けて、積み込むという方法を思いつきました。

散布車を付けようと思った箇所には塩をたくさん置いていたので、それらの移動からスタートです。

ホースを下向きにしましたが、エアーの力で飛び散ってしまいます。エアーのちからを弱めるために、ホースの先に塩が当たる場所を付けました。

この時は既に、φ50のパイプが3本体制になっています。

夜に酒を飲みながら思いつきました。笑

ホースを下向きにするから勢いを殺す必要が有る。

だったら、少し上向きにして上に少し空間を残して空気も漏れるようにしておけば、自然に塩が落ちてきて良いのでは無いか?

そう考え、ボイド管に向けてホースを少し上向きに付けるということを思いつきました。

そうすることにより、より狙った箇所に塩を落とすことが出来るようになりました。

最初は塩をコンクリートで囲いを作り、そこに10t以上の塩をいれ、そこの中から吸い込む形をとっていましたが、塩が時間が経過すると塊が多くなり、その塊のせいで効率が非常に落ちることが多くなってくることに気が付きました。

次の対策として、コンクリートの囲いの4辺のうち3辺を撤去。

塩の大きな袋で囲いを作り、その中央から吸い込み。

吸い込む分づつ、塩を開封するスタイルに変更しました。

開封直後の塩にはほとんど塊が混入していないので、積込スピードも大分アップしたようです。

シートの位置が少し高いせいか、風が強いときシートが止めても止めても取れるので、取り付け位置を少し下げました。

下げてからは、強風のときでもまだ大丈夫の様です。

積込するとき、シートが低くて少しやりづらいような気もしますが、強風のたびにシートを直すよりは楽なような気がします。

塩を開封してすぐ吸い込むため、ほとんど詰まることは無いのですが、たまに塊がホースに詰まると、吸わなくなるときが有るようです。

吸口が1箇所だとそこが詰まった瞬間、吸い込みが機能しなくなると、その度にホースを動かしたりして対応していましたが、それもめんどくさいので吸口に細工をすることにしました。

塩ビ管にキャップをしたやつに穴を空け、多数の吸口に分散すれば、どこかの穴が詰まっても違う穴から吸い込むのでは??

そう考え、吸口に細工です。

ココ何日かは、積込の量が少ないのでいまいち効果はよくわかりませんが、たくさん積み込んだときに検証して見ようと思います。

そして、まだまだ改善点や創意工夫も有るはずなので、日々精進したいと思います(笑)


だいすけ@190dai.com
新しモノ好き。ガジェット大好きです。 平成元年から地元中小建設会社31年目。今は社長をしています。小さい会社なので、営業的なことや技術的なこと。除雪もします。ガジェット、カメラ好きが講じ、ネットやPC、Droneなど大好き。外食する時や夜の会合なども多いので、食べ歩きやガジェット。仕事のこと。そして地元のコトを中心に書いて行こうと思います。
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