私は岸田も石破もダメダメで、2021年の段階で高市氏が総理になっていればよかったのにと思っています。そんな持論は正しかった。そんなことを再確認させてくれる本書でありました。
本書は、高市政権誕生の背景を詳しく振り返りつつ、日本復活を阻むさまざまな「敵」との戦いを克明に描かれています。門田氏は高市氏を「最後の政治家」と位置づけ、彼女が率いる政権こそが日本再興の最後の機会だと強調しています。
岸田政権から石破政権へと続く自民党の左傾化と衰退路線が日本を危機に追い込んだ状況を指摘した上で、高市政権の誕生を「国民の怒りの爆発」と表現。マスコミの誘導や党内の抵抗勢力を乗り越え、常識への回帰を果たした勝利だと描き、自民党の「左翼革命」を拒否した国民の選択だったと評価しています。
本書の核心は、中国の静かなる侵略とそれに迎合する国内の媚中勢力にあります。門田氏は中国共産党の経済・政治・メディアへの浸透工作を詳細に分析し、日中友好を名目とした与野党の媚中議員の実態を厳しく批判します。
高市政権では対中政策が大きく転換され、日本企業の中国からの撤退を最重要課題の一つに据える方針を支持。中国を「巨悪」と呼び、高市氏の国家観や歴史観を安倍晋三氏の直系として「最後の砦」と称賛しています。
また、岸田文雄氏を「安倍政権の遺産を食いつぶした首相」、石破茂氏を「総理にしてはいけなかった男」と痛烈に批判し、両政権下で失われた安全保障、経済、外交の成果を具体的に指摘します。
さらに、日本を蝕む者たちの正体として、既得権益を守る官僚組織(特に財務省)やオールドメディアの構造的抵抗を暴き、税負担の増大や改革阻害のメカニズムを明らかにしています。
高市首相がこれからやり遂げなければならない政策として、安全保障の抜本強化、経済財政改革、中国対応などを挙げ、抵抗勢力の反撃を封じる重要性を訴えています。
単なる人物賛美ではなく、高市政権が直面する現実的な障壁を国民に知らしめ、政権を支える世論の形成を促す「宣戦布告の書」となっています。
本書は保守・現実派の視点から日本政治の深層をえぐった内容で、高市政権誕生後の2026年というタイミングで大きな注目を集めているという。
私は高市氏の『美しく、強く成長する国へ/高市早苗』を2021年9月に読みとても感銘を受けたのを覚えています。2021年は岸田元首相に総裁選で敗退したときです。私は本を読んで是非、高市氏に首相になって欲しいと思っていました。
結果は岸田に破れ、次の2024年は石破に破れましたが、もし2021年段階で高市総理が誕生していたらもっと違う日本になっていただろう。そう思っていましたが、本書はそれをすべて証明してくれるといっても良いような内容です。岸田と石破はケチョンケチョン批判されておりました。(笑)
高市氏は現在65歳です。あと何年出来るかわかりませんが、是非、日本が良い方へ向えるうよう、少しでも長い政権運営を臨みたいものです。
6月8冊目_2026年89冊目