本書は近年増加するクマ被害の実態を、当事者たちの生々しい証言を中心にまとめた衝撃のノンフィクションです。 人間がまともに戦えばほぼ勝ち目のないクマに襲われながらも命を取り留めた8人の事例を、詳細なインタビュー形式で収録しています。
各ケースでは、遭遇した場所や状況、クマの突然の襲撃の様子、当事者の心理状態、取った行動、負った重傷や後遺症までが克明に語られています。
最初に出てくる具体的な事例として、 YouTuber「原生林の熊」さんが、岩手県岩泉町で、きのこ採り中に子連れの母グマに襲われ一部始終が動画に収められたケースを紹介されています。YouTuberなので動画が沢山でってくるので、ご興味がある人は検索して見てください。
その他、群馬県で背後から不意打ちされ頭部を大流血したケース、北海道で瀕死のヒグマと格闘し右拳がクマの口内に入った猟師のケース、自宅裏の畑で突然現れたクマに右目を失明したケース、札幌市街地の地下鉄駅近くで襲われ24時間続く痛みとPTSDに苦しむケース、長野県人気キャンプ場で深夜にテントごと引きずられたケース、群馬県で顔面を執拗に噛まれ前例のない重傷を負いながら「痛いと言ったら負け」と耐えたケース、1992年に秋田で血まみれになりながら取っ組み合いで命がけの戦いを制したケースなど、多様なシチュエーションが紹介されていますが、読むのをやめようかと思うくらい、壮絶な体験だらけでございました。
私は林道や作業道の補修をお願いされ、事前に現地調査に一人で行く時があります。どうすればクマに遭わないで済むのか。いつも頭には入れていますが、本書で学んだことをメモしておこうと思います。(笑)
まず初めに「クマに人間の存在を事前に気づかせ向こうから逃げてもらう」ことが大切だという。熊鈴をつける。ホイッスルや声などで定期的に音を出す。ラジオはだめ。ラジオは、音が届きにくく周囲への注意力が散漫になる可能性を指摘していた。
基本は「音で存在を知らせる」ことらしいが、本書では「絶対に遭わない魔法の方法はない」と書いてあった。(笑) しかし、根本解決は「遭わない工夫」にあるとまとめられています。
昨日、すげぇ〜山奥の道路を補修をして欲しいという依頼を受けました。いきなり作業員を送るわけには行かないので、必ず事前に現地調査をするので、近々、山奥に行く予定があります。
本書で学んだ「遭わない工夫」を頭に入れながら、山奥ドライブを楽しもうと思います。(笑)
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