二井原実 自伝 真我Singer /二井原実

私は高校時代から20代前半にかけて、ラウドネスが好きだった。当時ボーカリストだった著者の自伝。ラウドネスが好きだった人にはたまらない本書だろう。それが率直な感想です。

生い立ちから高校時代に出会うシャラ。

※#シャラ とはアースシェーカーの石原のことです。笑

レイジーの高崎晃と樋口宗孝 から誘われる。

二井原のレイジーの印象は「大人の事情で、ああなってはいかん、という見本」だったという。

しかし共にデビューすることになり、ラウドネスのデビューから始まる海外進出までの快進撃。

そして英語で話すことと、歌うことの違いに関する葛藤。

私がよく知っている時代はこの時代です。英語で喋れれば、歌うことは出来るのだろう。そんな敬意を著者には持っていた。しかし、英語で歌うと日本人になってしまう。歌詞や歌い方について、数多くの人に援助されていたという。

そんな要因もあり、メンバーから告げられる解雇。

世界進出を見据えたラウドネスにとって、二井原は約不足だった。

解雇されたあとの葛藤と納得感。

不安だらけだった喉と、英語で歌うという難しさ。

声をかけてくれたシャラ。ファンキー末吉。

音楽を諦めて、履歴書を書いていろいろなところに送付した時もあったという。

本書は2018年発行なので、ラウドネスに再合流してからの、ほぼ現在に近い姿も描かれています。前述しましたが、ラウドネスが好きだった人には、是非読んで欲しい。そんな風に思える本書でありました。

気になったエピソードを少しメモしておきます。笑

樋口は10代から芸能界にいたので、車の免許を取得したのは遅かった。高崎が取るというので、樋口も教習所に入学手続きをした。その帰りにコルベットを予約した。笑_とか。

3人目の妻との間に子供が出来たが「二井原」という名字に食いついた保育園や学校の先生から「お父さんの追っかけしてた」という土産話をもらった。とか。

もうもう。

おもろすぎました。

昨日はKindleUnlimitedじゃなかったのに、今朝みたら、KindleUnlimitedに入っていた。私の行動を監視して、ピンホールマーケティングしてるんじゃね。そんな風に思い、Amazonに恐怖すら感じた。笑

この流れは「雷神〜Rising 高崎晃 自伝」を買わせるためなのでしょうね。笑

著者が書いたものではありませんが、ちゃんと伊藤政則も登場しています。いい仕事してました。笑

24 th in November / 329 th in 2022