昭和20年8月14日正午からの24時間。 1時間毎の節に分けて綴られています。 著者は序章でこのように述べています。 本書は単に「終戦の日」の思い出ばなしを羅列したものではない。いままで埋もれていた資料をもとに、日本人の
続きカテゴリー: 読書
80’s エイティーズ ある80年代の物語 / 橘玲
人気作家、橘玲氏の、自伝的な内容です。 早稲田大学に入学し上京した70年代末。 それから「宝島」の編集長として、 オウム真理教事件などの取材に当たった、 90年代半ばまでの思い出が綴られています。 著者の本は何冊か読んで
続きリボルバー / 原田マハ
舞台はパリ。オークション会社で働く、ゴッホとゴーギャンを探求し続ける日本人女性の主人公。 ある日、女が「オークションに出してほしい」 そう言って持ち込んだ「朽ち果てたリボルバー」 とても価値があるとは思えない。 しかし女
続き100歳まで読書 / 轡田隆史
なぜ100歳まで本を読むのか? 「カンタンにいうなら、ちゃんと死にたいから。」だという。 「ちゃんと死ぬ」とは、どう死ぬことなのか? 最後まで知的に、豊かに、そして静かに自分を保ち、 自分はこの世
続きロマンシエ / 原田マハ
主人公の名前は、遠明寺美智之輔(おんみょうじ・みちのすけ)。 美大に通う、女を虜にするようなルックスなのに、 恋愛対象は男性で、乙女のココロを持ち、 大好きなのは同級生の高瀬くん。 父は有名な政治家で、母を「ママン」と呼
続き煙草と悪魔 / 芥川龍之介
悪魔はフランシスコ・ザビエルに仕える修道士に化けて日本に来た。 悪魔は誘惑する相手を見つけることが出来ずヒマだったので、畑をおこして、たばこを植えはじめる。やがて、たばこが花を咲かせた。 日本でたばこの花を見たことがある
続き失敗園 / 太宰治
我が家には6坪ほどの庭があり、 そこに妻が、様々な植物を植えています。 パッと見、そこは「失敗園」 たくさん、植えすぎです。笑 その植物たちの囁きが聞こえたので、 書きました。そんな、内容です。 正直な感想は、これほどの
続き鼻 / 芥川龍之介
鼻の長さが5、6寸もありアゴの下まで垂れ下がっている僧侶の話です。 鼻の長さは気になるが、自分は気にしていないかのように、周囲には振る舞っていた。食事の際には、お椀に鼻がつくので、弟子に板で持ち上げてもらっていた。その弟
続き羅生門 / 芥川龍之介
なんとも短いお話です。笑 芥川龍之介といえば「羅生門」というくらい、有名な作品ですが、はずかしながら読んだことがなかった。笑 そして、芥川龍之介は「短編」の作品しか無いらしい。「長編」も書きたい、書かなければならない。そ
続きロケット・ササキ: ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正 / 大西康之
孫正義関連の本を読むと、必ず出てくる「佐々木正」 孫正義が開発した電子翻訳機を買ってあげたとか、 銀行から融資を貰えなくて困っているときに、 「俺が保証するから融資しろ」と銀行に口利きしたとか、 エンジニアというよりは、
続きこころ / 夏目漱石
太宰治の 人間失格を読んだので、 それに並ぶ、ロングセラーを読んでみたくなったので、 手にとってみました。 「吾輩は猫である」は読んだ記憶はありますが、 「こころ」は読んだ記憶がありませんでした。 今回読んで、子供に読ま
続き殺した夫が帰ってきました / 桜井美奈
都内のアパレルメーカーに勤務する主人公。 取引先の男に言い寄られ、 自宅の前で待ち伏せされ、訪れたピンチ。 そこに5年前、殺したはずの夫が現れ、 言い寄る男を追い払う。 戸惑う主人公をよそに、男は家に上がり込む。 話を聞
続き