もはや日々の生活のインフラと化したインターネットという科学技術なしに、私たちは生きていくことすらできなくなった。全世界で利用者が50億人を超えたいま、インターネットは、趣味や仕事から医療や安全保障までを包摂するひとつの「文明」と化した。そこにはどのような人類史的な課題や使命があるのか。「日本のインターネットの父」といわれた著者が様々な方面からインターネットについて書いています。
せっかくなのでWikiで著者を調べたら、こんなことが書かれてありました。
日本におけるインターネット黎明期からインターネットの技術基盤作り、運用、啓蒙活動等に関わり続けている。インターネットが日本国内で一般開放・商業利用された1993年にはインターネットイニシアティブ (IIJ) 特別技術顧問やJPNICの理事長に就任するなどネット普及期に貢献を続けて1995年の新語・流行語大賞に「インターネット」でトップテン入賞し受賞した。「日本のインターネットの父」とされ、「ミスター・インターネット」と呼ばれることもある。英語圏では「インターネット・サムライ」のニックネームを持つ。
インターネットサムライとはかっこいい。私もインターネットに触れてもう30年になります。まわりよりは大分前に初めて、当時から著者の名前は知っていましたが本は初めて読みました。(笑)
まわりよりどれくらいインターネットをやるのが早かったかといえば、ホームページがあるからとテレビの取材を受けたことがあります。(笑) Yahooで「建設会社」で検索すると「鹿島建設」と「小山田組」しか出てこないときもあったくらいです。(笑)
本書ではインターネットを「文明」にたとえ、産業革命から始まった身の回りの革命が、現代の世界を築いて来たように、インターネットもまた文明を起こしているといった感じだろうか。
実はわたくし、ナマ孫正義のハナシを1998年に聞いたことがありますが、その時いっていた事をよく覚えています。
今までの革命は身の回りの革命だった。これからは頭の中の革命が起きる。
ここ30年でインターネットは文明を変えたといっても、大げさではないのかもしれませんね。著者は「誰一人置いてけぼりをつくらないデジタル社会」を目指し様々なことに取り組んでいるらしい。
私ももう50代なかばですが、取り残されないようになんとかついていきたいと思います。(笑)