資金300万円で農FIRE「農業」で経済的にも精神的にも自由な生活を手に入れる! / 水上篤


 FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉です。言葉は聞いたことはないかも知れませんが、最近メディアで「厚切りジェイソン」を見た人はなんとなくイメージ出来るかも知れない。

 今ある生活を節約してでも、ある程度の金融資産を築き、その資産に年利3〜4%の運用益を得ることができれば、稼がなくても生活には困らない。

 仮に年間300万円必要なら、運用益3%とすれば、資産が1億円あれば達成できるのが前提です。それを本書は「農業」を利用することにより300万円で達成出来るという、たくさん本を読んでいる私でも、目からウロコが剥がされるような本書でありました。笑

 「農」の世界の飛込には、深く入れば入るほど、仲介者がいなくなるため投資コストが低くなる。自分1人でなんでもやろうとする。それがコストを下げて行く。必然的に自分の必要経費も減っていく。

 自己投資が必要とどんな本にも書いてあるが、本書には自己投資の選択肢の一つに「電動工具」があった。そして「マキタ愛」がだいぶ語られていました。マキタの株を持っているらしい。

 農業に足を踏み入れるだけでは無く、地域の困難を自ら受け入れ、地域を宝に変換して行く。マキタの電動工具は自ら空き家を購入、そして改築しマネタイズし、修繕も自分でする。そんなスキルを身に着けていけることこそ「FIRE」だという。

 そんなコミュニティーを自ら構築することにより、自分に入るお金が増えることよりも、自分の使うお金が減って行く。車に例えれば、どんどん燃費が良くなって行く印象だろうか。笑

 「百姓」という言葉について触れていた。百姓という言葉は昔の「百姓一揆」ではないが、どことなく位の低い人という、そんなイメージを現在でも思っている人が多い。しかし筆者いわく、100くらいのスキルがあるからこそ、成り立つものでありそれを自信にすれば良いという。

 私も3年前から会社近くの遊休農地で「畑ごっこ」をして遊んでいる。そして本もたくさん読んだ。大抵の本にはこう書いてある。「建設業と農業の相性は良い」

 今日もそんな妄想をしながら酒を飲んでいます。笑 雨だから今日は現場休みます。そんな状況は多々ありますが、「天候が悪い時、現場が休みになるのを、社長は待ってんだっけぇ〜!!」そんな仕事を創出出来るよう、精進しようと思います。笑

5月22冊目_2024年112冊目