中小企業経営者の問題解決支援を主な業務とする著者。中小企業経営者の大きな悩みである「資金繰り」と「事業承継」について、様々と説いています。
中小企業経営者の悩みの根本原因は、決まったステップでほとんどが解決できるといっても過言ではないと著者は言っています。しかし、そんなに上手く行かないだろうと思うこともあれば、なるほどと思うこともあったり。どちらかと言えば前者の方が多い印象です。笑
多くの経営者の悩みである「会社にお金が残らない原因は何か?」私もいつも思っている。決算で利益が出ていたとしても、どこにそんな現金があるのか。あったら見せて欲しいと、自分の会社ですら思う時があるくらいです。笑
一言でまとめると「ちゃんと、自分の会社の数字に向き合って下さい」と著者はいっています。 さまざまな経営者の相談を受けているが、現状を数字として把握しておられない方が多いというが、私はまだまともな方では無いかという、そんな自信を頂くことが出来ました。笑
「ロケット理論」という、聞いたことが無い言葉をつかっている節があった。人は偶然に不幸に襲われることがある。例えば、道を歩いていても突然車が突っ込んできて、大けがをする。しかし、偶然に偉業を達成することはない。道を歩いていて、「偶然、月にたどり着いた」なんてことは起こりえない。これが著者の好きな「ロケット理論」だという。
偉業を達成するにはどうしたら良いのか? 月に行くなら「私は月に行く」ということを決めなければならない。この「決める」ステップ無しには絶対に偉業は達成できない。その最初の「決める」ステップが、目標設定だという。
なかなか深いお言葉です。「決める」という普段何気なくしている行動ですが、それを決定して周囲に宣言する。そんな小さな積み重ねが、自分の行動に影響を与えて行く。「ロケット理論」酒の席で役立ちそうなので、覚えておこうと思います。笑
This is the 12th book in February and the 37th in 2024.