バブル崩壊後、経営していた会社が倒産し、
妻子も失い、今は知合いの
会社の世話になっている安男。
給料は子供の養育費ですっからかん。
そんなある日、母・きぬ江が倒れたと、
知らせが届く。
難手術に主治医は二の足を踏むが、
鴨川に世界的に名高い心臓外科の名医が
いることを知った安男は、
母親を自分の運転するバンに乗せて、
160km(100マイル)の距離をその病院まで運ぶ。
周りからも見捨てられた中、母を救うため、奔走する主人公。母を見捨てない気持ちや後悔の念。そんな中で自分を奮い立たせて行くところが、泣かせますね。奇跡は偶然ではない。諦めずに前に進んで行くものだけに訪れるチャンスや、それを応援してくれる人たち。
自分一人だけでは何もできないかもしれないが、強い気持ちを持つことで、応援してくれる人たちや、助けてくれる人もいる。そして気持ちが事実すら変えていくような感じでしょうか。
本作は時任三郎主演で映画になったようです。You Tubeでチラッと予告編をみましたが「水島マリ役」の「大竹しのぶ」に違和感があったのは私だけではないでしょう。笑
せっかく本書を読んだので、人生残り少ない(笑)、母を大事にしたいと思います。笑
私のほうが早くクタバラないように、精進しようと思います。笑
06 th in October / 266 th in 2023