ストロベリーナイト / 誉田哲也

 なんか、久々のミステリーですが、たまに読むのは楽しいですが、本書はだいぶグロいシーンがあって、夢に出そうな後味でございました。

 特に「ストロベリーナイト」という「殺人ショー」で、釘が刺さったバットで、裸の女に向かって、スイングするというそんなシーンがあるんですが、読むのをやめようかと思うくらい、グロかったです。

 とりあえず、忘れないようにあらすじをアウトプットしておきましょうね。(笑)

 警視庁捜査一課の女性刑事・姫川玲子が、左目を縦に裂かれた連続殺人事件の謎を追う物語です。捜査の過程で「ストロベリーナイト」という謎の言葉が浮上し、姫川玲子と彼女のチームは、その言葉の意味と事件の真相にたどり着くために悪戦苦闘します。

 ある公園の溜め池近くの植え込みから、ビニールシートに包まれた男性の惨殺死体が発見される。この事件を皮切りに、警視庁捜査一課の姫川玲子は、これが単独の事件では終わらないことを察知。

 捜査を進めるうちに、被害者たちが毎月第2日曜日に秘密の会合に参加していたことが判明します。また、被害者が口にしていたとされる「ストロベリーナイト」という言葉が、事件の重要な手がかりとなります。しかし、捜査は警察内部のトラブルや不可解な指示に阻まれ、捜査は難航する。

 クセ者揃いの刑事たちと共に悪戦苦闘を続けた末、姫川たちは驚愕の事実に行き着きます。その真実には、連続殺人事件の謎と「ストロベリーナイト」という言葉の意味が深く関わっていました。

 まぁ、ミステリーなのでネタバレになるので、詳細は書きませんが、家族からのいじめられっぷりと、前述した殺し方がとても印象的な小説でございました。

 この「女性刑事・姫川玲子」はシリーズ化になって、他にもあるらしいので、機会があったら読んでみたいと思います。