一代で成り上がった金融会社社長の誠造。隠居し「会長」になったが、影では実権を握っている。そんな誠造の元に、若者が手紙を携えてやってくる。彼は既に縁を切って20年以上になる娘の桃代の息子、一度も会ったことのない誠造の孫の翔だった。
誠造は翔から、桃代がいなくなり、家が荒らされていたこと、何かあったときは手紙を誠造に届けるように言われていたことを聞く。知らないところで何か起きていると思った誠造は、翔と共に桃代を探しに行く。そして様々に起きる事件は、スリリングといえばスリリングですが、ハッキリいって笑えるレベルです。
2人に襲いかかる試練はスゴイですが、それをクリアする爺さんの、機転とウソがすごい。
簡単に言えば、ドケチでパワフルな頼もしい爺さんに連れられて、大食いだが、日々成長して行く少年が、母を探しに行く物語です。
しかしその中から滲み出る「侮れない老人パワー」と「祖父と孫の心の交流」いくつになっても自分は何かしら出来るし、やらなければならない。そんな中で年代を超えた交流を大切にしなければならない。そして、人はいくつになっても変われるし、変わるべき。そんなメッセージを感じるような内容でありました。
皆さん、年寄りは尊重し大事にしましょう。今があるのは先輩たちのお陰であり、自分もいつかそうなるのです。笑
02 th in October / 262 th in 2023