本書は、村上春樹の『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』の5冊を取り上げ、著者ならではの謎ときというか、物語の分析や、登場人物の関係性や背景まで解析されています。
5冊のうちデビュー作から3作、俗に言われる「鼠三部作」は最近読んだばかりなので、そうかそうかとは思うものの、物語が奇抜すぎて内容がおぼつかないので、自分の中でよくわからない部分も多くあったので、チンプンカンの箇所もありました。
小説を読むことは「謎とき」だという。
作者は一番書きたいことを、隠して書く。
読了して「ハイわかりました」
そんな小説では後世に引き継がれない。
読むたびに、読む人によって、
感じることが違い、
こんな意図があるのでは無いか。
そんな『謎とき』する読書を
楽しめば良いという。
村上春樹さんの小説を読むと、
なんて分かりにくいストーリーだと思う。
しかし、読むたびごとに新しい発見を
出来るようになると書いていた人がいた。
果たして私もそんな日が来るのだろうか。笑
苦痛と戦いながら、
あと何冊かは読んでみようと思います。
08 th in September / 251 th in 2023