「高校入試」という湊かなえの本を読んだことのある方、あらすじと結末を簡潔にまとめてほしいです。そんな質問をYahoo知恵袋で見つけました。ベストアンサーを元にアレンジして、アウトプットしようと思います。笑
高校入試で起きるアクシデントについて、学校側とその状況をネット掲示板で楽しんでいる犯人グループという、不思議なコントラストを生み出しています。
殆どの人が人生で一度は経験するという入試。受験生にとっては人生を分岐する大きな行事であるものの、学校側にとっては文化祭や体育祭と同じように存在する毎年恒例の行事にしかすぎない。
今回の事件では高校受験に失敗した子が自殺をしてしまい、その両親が入試結果の開示請求をすると採点ミスが発覚してたことが発端となった。当の教師たちは過去の採点ミスを軽視・責任転嫁する。
たった一回の勝負で全てが決まってしまう入試。その入試で幸運にも合格をつかみ取る者もいる一方、不運にも合格から見放されてしまう者がいる。
成功したとしても順風満帆な人生が確約されるわけではなく、たとえ失敗しても人生はこれから続くし花開く機会は幾度となく巡ってくる。
物語の舞台は県下有数の公立進学校・橘第一高校ですが、この高校に対するプライド・羨望が登場自分たちの心の中で終始うごめきます。私は卒業生だけどお前は違う。そんなマウント合戦の表現も秀逸でありました。
登場人物が多すぎるせいか、少しわけが分からなくなってくる感じは否めませんが、自分が高校入試をしたのは、はたして何年前だったのか。年数を計算したら41年前という、その数字に驚愕してしまいました。笑
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