鉄道員裏物語-現役鉄道員が明かす鉄道の謎 / 大井良


 現役鉄道員が書いた鉄道にまつわる、あまり報道では知ることの出来ないエピソードについて、様々と描かれています。

 人身事故の賠償の話から、トイレ事情、痴漢にまつわるエピソードなど、普段電車に乗るような生活はしていませんが、知っておいて損はないというか、とても楽しんで読むことが出来ました。

 人身事故処理の処理で肉片や骨、脳みそと思われる欠片を拾ったことを紹介しています。その後に出された食事が「白子ポン酢あえ」が出てきたが、喉を通らなかった話がとても印象的でありました。笑

 関東面に行ったときくらいしか電車に乗ることはありませんが、その時は駅員を観察しながら乗車して、正確かつ安全に運行されていることに、感謝したいと思います。

 業界の闇を暴くみたいな本は、だいたい面白いですが、共通して感じることがあります。楽な仕事なんてこの世には無いのかもしれませんね。笑

9月5冊目_2024年155冊目