世界の戦争史や、大東亜戦争史について、本書の前半は語られています。今の経済状況は戦時中に似ているという点をあげています。
政府が圧倒的な力を行使し、物事を一方的に決める。メディアはそれを報道し国民を煽るだけ。失敗の本質はウヤムヤにされ、誰も責任は取らず、戦争に負けたように日本の経済はどんどん衰退していく。
そして後半は著者の得意分野に移行していきます。笑
国民に誤った貨幣観を植え付け洗脳している。「国の借金1000兆円超え」「子・孫に負のツケを残すな」と国民を煽る。
妻と夫を、財務省と各省庁にたとえていました。妻が財布を握っている。ゆえ妻に頭が上がらない夫が多い。財務省と各省庁も同じだという。国民から巻き上げた税金なのに、財務省という関所を通るので、財務省に各省庁は頭が上がらなくなる。
しかし、否定しておきたい。我が家は妻が財布を握っている。仮に私が財布を握ることになっても、私は妻には頭が上がらない。妻を愛しているからこそ、絶対服従なのである。笑
著者の本にいつも登場する「消費税非難」。他書でもいろいろ読みましたが、あらためて消費税こそ悪税だと、再確認させてくれる本書でありました。
5月18冊目_2024年108冊目