女が男とデートをして、見返りに金銭的な援助を得る「パパ活」。援助交際と呼ばれていた時代と比べて、とてもカジュアルになっているという。私は全然分からないが「パパ活ブーム」らしい。笑
そんな中、パパ活女子を紹介する「交際クラブ」が脚光を浴びているという。都会の話で東北には関係ないだろう。そんな風に思い、試しに「交際クラブ 岩手」で検索したら出てきた。こんな田舎にも存在するらしい。笑
著者が実際に交際クラブの運営会社に勤務し、クラブに登録しようとする女性やパトロン候補の男性と面接を行った経験をルポルタージュとして纏められた内容になっています。
交際クラブの舞台裏、クラブに集まる男女の実態が赤裸々に綴られています。また、そんな女や男の個別インタビューを実施し、個々の諸事情や現状なども、詳細に綴られています。
パパとなる男性たちは、何を求めていたのか。パパと性的関係を持つことになるパパ活女子たちは、何を売っていたのか。
貧困女子に関連する本は何冊か読みましたが、男に金銭を依存する女の話はよく出て来る話です。風俗に流れる話などは、安易に想像は出来ましたが、この「パパ活」という行為。
それがこれほど社会に「システム」として浸透していることに正直なことを言えば、びっくりしたし、これほどシステムとしてしっかりしているなら、貧困な女性が頼る姿勢や、容姿端麗な女性がそれをマネタイズする行動に出ることは、分からないでも無いというのが率直な感想です。笑
著者が務めた交際クラブは「銀座サファイア倶楽部」です。検索すればホームページはもちろん出てくるし、著者が書いた記事がたくさん出てきます。
「一晩60万でもベッドインしたい!」でも…《29歳・佐々木希似のパパ活女子》が抱える“たった1つの欠点”
本書にも登場する彼女の記事です。私は「愛する妻」がいるので、パパ活する気も無いし、興味も無いけれど、世の中にはいろんな奴がいるということが知れて、少し自分の視野が広がったことを良しとしようと思います。笑
06 th in December / 310 th in 2023