マンガでわかる イーロンマスクの起業と経営/桑原晃弥

イーロン・マスク。最近はそうでもありませんが、トランプ大統領就任当時、ニュースやSNSで彼の名前を聞かない日がないほど話題になり、ツイッターの買収から、その後も各方面で世界を賑やかしています。

世界一のお金持ち、暗号通貨への投資、SNSなどの放言、洗面器を持って会社に来る突飛な行動などなど目立ちますが、彼が如何にして現在の地位についたのか、それを知っている人はまだ多くない。

私はイーロン・マスク関連の本を何冊か読んでいるので十分知っていましたが、宇宙開発の「スペース X」、電子決済の「ペイパル」、初期インターネット時代の「ZIP2」を立ち上げし、さらには電気自動車の「テスラ」、全米トップシェアの太陽光エネルギーの「ソーラーシティ」などに出資し、いずれも成功とも言えるほどに成長させた稀代の起業家・経営者です。

彼がいかにしてそれらの企業を大きく成長させてきたのか? 本書は彼の半生を通して、各企業の立ち上げ、運営に関わる経営判断への意識や動き、その結果をまとめ形式で解説していきます。 原動力たる彼の目的、起業までの道のりと経営判断をマンガを通して解説されています。

本書では触れていませんでしたが、日本のメディアでほとんど報じられていない「ボーリングカンパニー」と「ニューラリンク」という会社があります。

ボーリングカンパニー

マスク氏がロサンゼルスの深刻な交通渋滞に嫌気がさし、「地下にトンネルを掘れば解決できる」と思いついたのがきっかけで、イーロン・マスクが2016年に設立した、地下トンネル掘削と高速交通インフラを手掛ける米国の建設・設備会社です。

都市の交通渋滞を解決するため、安価で高速なトンネル掘削技術を用い、地下に専用の高速交通網(ループ)を築くことを目的にしています。 
当初はスペースXの子会社でしたが、現在は独立した企業となっています。しかし、マスク氏の会社であるため、テスラの車両を使った自動運転トンネル構想など、テスラやスペースXと連携した事業展開が行われています。

ニューラリンク

イーロン・マスク氏らが設立した米国のニューロテクノロジー企業で、脳に超小型のチップを埋め込み、コンピュータと直接通信する「ブレイン・マシン・インタフェース」を開発しています。主な目的は、脳の信号を読み取って考えるだけでPCやスマホを操作できるようにし、麻痺や重度の身体障害がある人の生活を支援すること。

技術的には「考えるだけ」で機器を操作できる可能性を秘めていますが、植え込んだ髪の毛より細い多数の電極、が脳からずれるなどの課題も報告されており、安全性の確保が重要なフェーズだといわれています。

話はそれましたが「ボーリングカンパニー」と「ニューラリンク」という会社はどんな会社なのか。それを人に教えるときのメモ書きとして、こんなアウトプットでやめておこうと思います。(笑)