#違法ガール 履歴書に書けない私の裏バイト_1巻/阿部ベア, 伊藤遥人

芸能ライターの阿部ベアが徹底取材した実話ベースのフィクションとして描かれる、女子大生の「裏バイト」リアルストーリーです。

物語の第1部「リフレガール編」では、どこにでもいる普通の大学1年生・加奈子が主人公。アルバイトを掛け持ちしても生活費や学費が追いつかず、家庭の事情、特に母親の金銭トラブルや弟の進学費用などで苦しむ中、友人から誘われて高収入バイト「JKリフレ」という女子高生を装った、リフレクソロジー(足裏や手のひらの「反射区」を指で刺激し、全身の血行促進、リンパの流れ改善、自然治癒力の向上を目指す療法)店に足を踏み入れます。

「ビンタ1,000円」などの過激オプションが社会問題化したあの業界を舞台に、加奈子は体験入店でわずか2時間で3万円以上を稼ぎ、味を占めていく。

最初は戸惑いながらも、徐々に「裏オプション」(違法スレスレのオプション)に手を染め、普通の女子大生だった彼女の日常と非日常が大きく変わっていく様子が克明に描かれています。

取材に基づくリアルな業界描写(客の対応、店内のルール、心理的な葛藤、徐々にエスカレートする金銭欲など)がとても特徴的で、エロティックな要素は抑えつつも、彼女たちがなぜそんな世界に足を踏み入れ、抜け出せなくなっていくのかを人間ドラマとして丁寧に追っている感じです。

本の題名どおり、要するに、履歴書には絶対に書けない「違法スレスレの裏バイト」に巻き込まれていく女子大生のリアルで生々しい奮闘と堕ちていく過程を描いた、衝撃と共感を呼ぶドキュメンタリータッチの作品でございました。

ワタシは田舎者なので、やっぱり都会はおっかねぇ〜なぁ〜と、いう率直な感想で締めさせていただきます。(笑)