不正入札―公共事業に群がる業者たち/ 加藤正夫


 本の紹介文をコピペします。

 日本は世界でも稀に見る談合大国。案外知られていないことだが、指名競争入札による公共事業の受注はほぼ100%が談合によって決まっている。

 談合が自分と直接関係ないと思っている人は多いが、それは勘違いである。談合が行われることで本来安くすむはずの経費が割高になり、税金が無駄遣いされているのだ。

 談合会社で実際に経理を担当していた著者が語る、衝撃の内容。強制捜査により、指名停止処分を受けた企業はどうなるのか?

 その裏には生々しい人間ドラマが隠されている。具体的なシーンやエピソードで読ませるから、面白い!読みやすい!談合が分かる。

 以下終了。(笑)

 建設業の公共工事の談合と決めつけて、手に取って見ましたが「警備業」のお話でした。建設業の「け」の字も出てきません。

 よって、感想は伏せておこうと思います。(笑) しかし、とても気になる新聞記事の引用をしていたので、私もメモさせていただきます。

◆業者〝自己申告〟「談合しました」米沢市発注の工事、入札中止に。◆ 

 山形県米沢市発注の「米沢市座の文化伝承館」の土蔵改修工事をめぐり、同市は入札参加業者が入札会で談合を「自己申告」したため入札を中止した。

  市契約検査課によると、7日に市内の建築業者16社が参加して、入札会を開催。市総務部長が入札書を開封し最低金額を読み上げたところ、1社が異議を申し立てた。

  この業者は「今回は自分が落札する順番だった。ルール違反だ」と主張。同課職員が「談合しているのか」と確かめると、「そうです」と認めた。会場にいた他の15業者と同課職員は、あぜんとしていたという。

  同課の事情聴取で、異議を申し立てた社は「他の15社の積算内訳書を作ったが、1社だけ受け取らなかった」と説明。14社の入札価格は同社作成の価格と同額で、拒否した1社は最低金額を提示した業者だった。

  15社は談合の事実を否定しているが、市は12日の市公正入札調査委員会で入札中止を決めた。(毎日新聞 平成17年1月14日)

 私も入札参加者同様、あぜんとさせていただきました。(笑)

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