イーハトーブに青を呼ぶ: ブルーインパルス物語 / 高橋おさむ


 Amazonの本の紹介文は次のように書かれています。

 岩手県花巻市に初めてブルーインパルスを呼んだ時の感動と奮闘を描いたノンフィクションストーリー。東日本大震災後、勇気や希望、そして活気を花巻に届けるために、高橋おさむ氏はブルーインパルスを呼ぶことを決意します。しかし、その道のりは困難の連続。反対や無理だと言われ続けながらも諦めることなく、様々な出会いと努力を重ねました。ついに、2014年9月23日の「いわて花巻空港スカイフェスタ2014」で、花巻市の空に初めてブルーインパルスが飛ぶ瞬間が実現しました。その時の感動と、諦めない心の大切さを綴った一冊です。現在は花巻市議会議員として活躍する著者が、当時の情熱と努力を詳細に記しています。

 漠然と「花巻にブルーインパルスが来てくれたらなぁ・・」思うようになり、花巻には空港があるという理由で「呼べば必ず来る」と短絡的に思い、花巻空港事務所に何回も通い、またバカがやってきたと思われ「今度来たら、警察を呼びますよ」といわれ出入り禁止になったという。笑

 そこから始まる行動力がスゴいです。ありとあらゆる人脈を駆使して、様々な人と出会い努力して行く様子にとても感銘させられます。

 私は著者と面識があります。著者が花巻商工会議所青年部の会長だったとき、私も宮古の会長だったので数ヶ月に1回、会議したあと酒を飲んだりしていた時期がありました。著者はお酒は飲めません。笑

 本書を読むまで、著者がブルーインパルスを呼ぶために尽力していたことは知りませんでした。しかしFacebookで予備自衛官になる様子を紹介していましたが、本書を読んでとても気持ちを理解することができました。

 私もイベントを運営したり企画したりした経験はありますが、本当に大変だったと思う反面、達成感は計り知れないほど大きなものがあったと思います。花巻の空に感動をありがとうございました。

 花巻市民は是非読んでください。そうすれば次もトップ当選できるかもしれません。そして本の最後に写真が載っていますが、やっぱり修さん。デカいです。笑

9月3冊目_2024年153冊目