私が一緒に話をし、この人はどうしてこんなに上手に話せるのだろう。どうしてこんなに笑いを提供してくれるのだろう。そんな人が身近に何人かいる。そのせいもあるのか、自分のしゃべりや、特に公の場で行うスピーチに非常にコンプレックスすら持っています。笑
話せることと、話が上手いことは違う。話が長かったり、脱線したり、何を言いたいかわからない。そんな話をする人も多い。私はそんな印象を与える可能性があるのなら、余計なことは言わない方がいい。そんな風に思うが、それはそれで、言葉足らずになるときがある。
仕事の中で、こうしたらいい。これは避けたい方が良い。そんな具体事例を本書ではたくさん紹介しています。私も含めた、誰もがやりがちな、ぼんやり話したり、聞いたりする点を直し、仕事で正確かつ円滑にコミュニケーションを取るための「上手な聞き方」「確認の仕方」「質問の仕方」「話の展開の仕方」など。4コマ漫画を交えてわかりやすく具体的に紹介されています。
本書を読んで手帳に書き留めた言葉がありました。笑
・ヒザを向く
・オウム返し
・メモしていいですか
・もう一度お願いしますは気分がいい
・結論ファーストかエンドか
・ていねいに話す
・述語を省略しない
・ここだけ〜はスイッチ
・デイリーハッスル
・相手をリードする聞き上手
話の仕方をどうこうする本かと思っていたが、そんな印象より「聞く」ことに特化している項目が多かった印象です。話を聞く時は相手に膝を向ける。メモを取る。メモを取っていながら、もう一度お願いするという行為は相手にスイッチが入るとか、丁寧に話すことを心がけ述語を省略するなとか。
本書を読んだからといって、すべてを実行できるとは思えませんが、人と話をする時の要所要所を少し垣間見ることが出来て、とても有意義な本書でありました。
私はしゃべり倒す方では無いと思う。「喋れない=聞くことが多い」ということは「聞き上手」なのでは無いか。そんな風に安易に考えていましたが、本書で推奨している「相手のリードをする聞き上手」を目指して精進しようと思います。笑
14 th in December / 318 th in 2023