表紙の印象から「純愛小説」をイメージして、読みましたが、表紙に小さく「官能」の文字。読み始めたら止まらないくらい面白すぎた。笑
平凡な35歳の主人公。平凡で無いところは「ヤリチン」笑。浮気の証拠をヨメに突きつけられ、返す言葉もなく、トイレに逃げ込むと意識が飛ぶ。笑
気がつくと、そこは大学のキャンパス内のトイレ。14年前に自分の思想はそのままで、タイムスリップしてしまう。
まだ、童貞の主人公。何故、自分は「ヤリチン」になってしまったのか。童貞を奪うことを趣味としていた先輩と肉体を交えたせいだという。笑
その「童貞喪失の誘い」は、なんとか回避する。
自分が好きだった「マドンナ篠宮夕希」がいた。その彼女になんとか近づこうと、アルバイト先を突き止め、一緒にアルバイトをするが、関係は何も進展しない。
ある日、夜の街で、バイト先の上司。バツイチ三十路の女と遭遇し、誘惑される。
「童貞は夕希さんに捧げるのでダメです」
そんな言い訳をして、童貞の提供は拒むが、十分?、大分、淫らな行為に陥ってしまう。笑
しかし、バツイチ三十路上司は満足し、お礼のつもりで、夕希に主人公が好意を寄せていることをお見通しで、二人の関係が進展する場をセッティングする。
そして、主人公と篠宮夕希の恋はどんどん進展していく。
ヤリチン主人公は、セックスのテクニックはあるくせに、純愛のテクニックが全くない。笑
そのため、青春キュンキュンな感じもありつつ、
初めて肉体を交えた、童貞主人公と処女のマドンナ。
「ほんとに初めてなの?」と篠宮夕希に聞かれる始末。笑
拒むマドンナに遠慮したつもりが、やらかす◯◯発射。笑
どんどん調教されて、最後は海辺のホテルで、際どい白のビキニでやらかす始末。
最上の快楽と、最上の愛。
それを感じたときに、現実の逃げ込んだトイレに戻る。
行きずりの肉体関係で、できちゃった婚をした妻に、
愛など感じたことなどなかったが、
土下座して、これからの「愛」を妻に宣言し、離婚するどころか、仲直りしてしまうという、仰天の結末でございました。笑
私は、妻を愛しています。
そう、宣言したくなる本書でありました。笑
30 th in July / 213 th in 2023
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