知ってはいけない薬のカラクリ / 谷本哲也


このような書き出しから始まります。

「検査の結果を見ると、今までの薬があまり効いていませんね。別のものに変えましょう。ちょうど先月に新薬が出たところです。古い薬より効果がありますよ」と、かかりつけの医者があなたに説明します。 

「そうですか。難しい薬の名前を聞いても分かりませんし、先生がいいと言うなら、それでお任せします」と、あなたが答えます。  

あなたがもし医療機関に通院や入院した経験があるなら、このようなやり取りはすでに経験ずみかもしれません。医療機関に縁のない方でも、将来同じような場面に出会う機会はきっとあるでしょう。

製薬会社は一般の患者に向け、

処方薬の宣伝を直接行うことは禁じられている。

処方薬は医療用医薬品と呼ばれ、

薬として効き目が強い反面、副作用にも注意。

そのため、医者が診察した上、数ある薬の中から、

どれがいいのか選ぶ必要があるということになっている。

薬を選ぶ役割を医者が果たしている。

製薬会社は患者向けではなく、

医者向けのPRや説明会をする。

そこから医者と製薬会社の癒着関係が発生。

「数千円の接待弁当」や「何十万円の講演謝礼」など、

患者に見えない所で、医者は製薬会社から金銭を受け取る。

そんな金脈が赤裸々に綴られています。

試しに「製薬会社 高級弁当」でググってみみると、

「製薬会社向け高級弁当デリバリー」とか

そんなサイトが結構出てきます。笑

約31万人いる医者のうち、

3分の1程度の医者は製薬会社から

何らかの報酬や支援を受けているという。

製薬会社と自分の利益を優先し、

無駄に高価な薬を処方する医師が結構いるという。

そして日本の健康保険制度がそれを後押しする仕組み。

どんな高額な薬でも、

少しの負担で済むのは、幸せなのか、

不幸せなのか。笑

飲んだ薬で病気が治るなら、それは良いけれど、

副作用を隠蔽しようとする業界の闇など、

とても垣間見ることが出来ました。

私は高血圧の薬を処方されていますが、

全く飲んでいません。笑

その分、アルコールという名の、

睡眠薬には依存しています。笑

23 th in June / 172 th in 2023