著者自身が陸上自衛隊で教わった、さまざまなお役立ちネタを紹介しています。
・筋肉は裏切らないが関節は裏切る
・迷彩服は着るな
・災害は普通の日にやってくる
・ホウレンソウよりザッソウ
・アニメの続編を守るために国を守る
・読書のすすめ
・保存食であれば消費期限切れはセーフ など。
ちょっと笑えるネタもあれば、メンタルに役立つ知識まで。著者はTwitterフォロワー17万人ということもあるのか、とてもスラスラと頭に入ってきます。
最後に自衛隊に関する思いが書いてありました。
私は自衛隊が好きですが、別に戦争が好きなわけではありません。最近は少なくなってきましたが、「自衛隊好きは戦争好き!」と言う人がいます。
それは、「消防隊好きは火事好き!」と言うくらい個人的にはナンセンスだと思っています。
別に自衛隊は戦争を起こしませんし、消防隊は放火をしません。ただそれだけのことなのです。 同じように、「自衛隊があると戦争が起きる!」と言う人もたまにいますが、それは、「消防署があると火事が起きる!」と言うのと同じくらい荒唐無稽だと思います。
自衛隊がなくなっても戦争はなくなりませんし、消防隊がなくなっても火事は起こります。ひとつ言えることは、自衛隊も消防隊もどちらも必要だからあるのです。
むしろ自衛隊は、戦争をもっともしたくない組織ナンバーワンと言えるでしょう。
「日本で一番の反戦主義者は自衛官」という言葉がありますが、自衛官は戦争をしても、領土がもらえるわけでも、給料が増えるわけでもないからです。
ただし、私は自衛隊を批判する人たちがいる世の中のほうが健全だと思っています。それだけ言論の自由があるということだからです。
たしかに自分が命がけで飛びこんでいく「戦争」はしたくないに決まっていますね。
この本を読んで自衛隊への感謝を再認識させていただきました。いつまでも戦争の無い、平和な世の中でありますように。
14 th in May / 119 th in 2023