本書では全く具体的な社名は出されていませんでしたが、著者は「元・株式会社フジタ 土木本部土木統括部部長」民間から校長の公募に対し応募して採用。赴任先は「石巻商業高校」だったようです。
インターネットは便利ですね。なんでも出てきます。笑
私の勉強不足はあると思いますが、学校の教員の職務内容について。ほぼ、全く知らないと言っても良いくらいの知識でありましたが、本書によりとても興味を抱かせてくれる内容でありました。
私も常々、思っていることがある。
青春という多感期の子供にとって、接する機会が多い大人。そんな子供に様々な教えを説く大人。
そんな大人なのに、地域社会と接触する機会は必要無いのか。
地域の問題は何なのか。子供自身の考えだけ聞いていれば良いのか。地域というククリを、数年で転勤と言う形で逃げていく。そんな印象すらあると思えないくらい、接した覚えすらない。笑
本書はこんな方におすすめです。と書いてある。
・民間人校長に挑戦したい人
・現職の教員で校長を目指す方
・教育に関心のある方
私は勿論、校長先生になりたいわけでもないし、教職につきたいわけでもない。
たまに「市議にでも・・・」そんなことを言われるが「叩けば出るホコリはブロアーで飛ばすくらいなので無理」という。笑
民間企業のマネジメント能力を、学校現場という「村」に注入する。上手くいくこともあれば、失敗も勿論存在する。そんなエピソードの中から感じ取れる、学校という仕組みと、閉鎖社会。
経営者という意識で校長という職務を遂行する著者。
初めて。過去に例はない。
それらをことごとく、ぶっ潰して行きながら、突き進んで行く姿には本当に感銘しました。笑
岩手県でも民間人を校長に起用した事例があるのだろうか。そんな風に思い調べたら、出てきました。
文部科学省のホームページに載っています。
是非、読んで欲しい。そんな内容でありました。
今後の高校教育の在り方に関するヒアリング(第1回)池田博男氏(岩手県立盛岡北高等学校長)意見発表
教育が悪いと嘆き、世間に悲観的なアナタ。
先生になれる仕組みは存在します。
ダメだと不平を言うよりも、進んで教育しましょうね。笑
27 th in November / 332 th in 2022