著者のこのシリーズ第4弾。1から3は読了済みですが、少し前書とカブる部分は少々ありましたが、本書でも目からウロコが満載です。なぜ、日本のメディアは報道しないのか。そんな驚きをたくさん発見をさせていただきました。
海外で評価されまくっていた安倍元首相の話とか、SDGsに一生懸命なのは日本だけで、結構みんなが付けているバッチは海外では売っていなく、日本人がたくさん付けている人がいるので、変な宗教のマークだと思われている。
なぜ日本人は役所に並ぶのが好きなのか? なぜ日本人は頭に来ても、上司を襲撃しないのか? イギリスエリート校が日本にアジア校を開校する理由。これは安比に出来た『ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン』が引き合いに出されているので、非常にわかりやすい。
世界からの「日本愛」を日本人は何も知らないという章があります。 日本の中古空き家は外国人にとって宝の山だとか、日本人は古民家の活用をもっとすればよいだとか、日本は自然が多様で怪鳥が飛び交う謎の熱帯島だとか、サービスエリアが超高級グルメ御殿だとか、自分も含めた日本人が普通に思っているものが、世界から見るととても魅力的なものであるという認識は、とても興味深く読ませていただきました。
日本には都市もあれば、山も、海も豊富にあり、そしてその移動距離が少ないことは、世界の中でも最上級のコンテンツとして誇れるという。
本書は著者が常に不機嫌と言うか、皮肉を込めた語り口で綴られています。それがなんとも心地良いというか、コミカルというか、とても読みやすい内容です。そんな語り口で日本の「当たり前」と、世界の「当たり前」の違いを様々と学ぶことが出来ました。
03 th in January / 03 th in 2024