飛田で生きる/杉坂圭介

▼紹介文から転記。

飛田新地は、大阪市西成区山王三丁目にある、いまも旧遊郭の名残りをとどめる歓楽街。

1918年(大正7年)12月に開業され、日本最大級の遊郭と言われた。

周囲は女性たちの逃亡を防ぐために、「嘆きの壁」と呼ばれた高塀で囲われ、東西南北に置かれた門は、普段一ヵ所の「大門」のみが開いていた。

「嘆きの壁」は1992年に行われた再開発で取り壊されるまで、飛田の街を囲い続けた。

戦後は赤線として遊郭の機能を引き継ぎ、半ば公認で売春が行われていたが、1958年の売春防止法施行以後は料亭街に姿を変えた。

しかし営業内容は遊郭・赤線時代と変わることはなく、料亭内での客と仲居の自由恋愛とすることで、売春防止法から逃れている。

▼あとがきから転記。

大多数の女の子は飛田依存症を抱えながら生きているのです。こうした事実を俎上に上げて飛田に批判的な考えを持つ人がいるのも十分理解しているつもりです。しかし、女の子をもののように使い捨てしてお金を搾り取っているからけしからん、というような批判には真っ向から反論したいと思います。

飛田以上に女の子を守っている風俗街はほかにありません。組合が中心になり厳しく自治管理しているので、むしろここで働くほうがほかの風俗よりもよほど安全であるといえるくらいです。

なぜ飛田は必要なのか。

そのことを考えてもらいたくて、むきだしな街のむきだしな話をむきだしに書いてきました。なにを思うかは読んだ人次第。飛田のことを少しでも考えてくれたとしたら、この本の目的は達成できたと思います。

▼感想

おもしろかったです。

具体的に書くのは控えたいと思います。笑

だいすけ@190dai.com
新しモノ好き。ガジェット大好き。 平成元年から小さい建設会社。今は社長です。小さい会社なので、営業的なことや技術的なこと。除雪もします。ガジェット、カメラ好きが講じ、ネットやPC、Drone好き。外食する時や夜の会合なども多いので、食べ歩きやガジェット。仕事のこと。読書。そして地元のコトを中心に書いて行こうと思います。
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