命はそんなにやわじゃない/杉浦貴之

いつか自分は癌になるかもしれない。

そんな不安を持つ50を過ぎた人は多いはず。

ワタシもそんなことを思うことがあります。

そんな五十路オトコ。

今この本を読めたこと。大変有意義でございました。

著者は28歳で癌を発病し手術。

闘病しながら何事も前向きにチャレンジ。

様々と自分に課題を課していきます。

一時的に家に帰ることが許されたときのこと。

母親に眉墨を借りて眉毛ともみあげを描き、帽子を目深にかぶる。

向かった先は〝男のファンタジーのお店〟。

頭にのニット帽だけを残し、それより下はスッポンポン。 

まるでマッチ棒か、ツクシンボウみたいな情けない姿。

それを見たお姉さんは笑いながら言った。 

「そこのツクシン坊や! 帽子も取りなさい。私ね、あなたを見たときからすべてわかってたのよ。実はね、私は元ナースなの。だからあなたの姿見たらすぐがん患者だってわかったよ。抗がん剤、本当に辛かったでしょ?頑張ったね。」

「それとね。私も昔、癌だったのよ。でもね、もう7年経って、この通り、すごく元気だよ。だからね、あなたも絶対に元気になれる。大丈夫だよ。絶対に大丈夫だからね」

同情されるどころか、思い切り励まされる。

病院で癌を治した人の体験本をベッドの脇に高く積み上げ、片っ端から読みまくっていた著者。

そんな人に早く会いたいと願っていたと言う。 

夢は叶う!

がんを克服した人が、リアルに今、目の前に! 

ぼくは涙、涙だった。 

少し笑えるエピソードではありますが

著者は病と戦う姿勢に「エロ」と「笑い」

それが必要だと説いています。

そんな数々のエピソードを読み進み読了。

自分が癌になったらどうしよう。

現在の悩み。人間関係やビジネス。

もろもろ。

そんなコトで悩めるのは、幸せなんだ。

そんな風に思わせてくれる一冊でありました。

だいすけ@190dai.com
新しモノ好き。ガジェット大好き。 平成元年から小さい建設会社。今は社長です。小さい会社なので、営業的なことや技術的なこと。除雪もします。ガジェット、カメラ好きが講じ、ネットやPC、Drone好き。外食する時や夜の会合なども多いので、食べ歩きやガジェット。仕事のこと。読書。そして地元のコトを中心に書いて行こうと思います。
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