廃炉「敗北の現場」で働く誇り/稲泉 連

原発と飛行機。

そんな沼にハマった。笑

福島の原発関連で新し目の書籍が読みたくなった。

2021年2月発行。2ヶ月前のもの。

今まで読んだものと、別の場面を感じさせてくれます。

「一生、福島においてください」と組織に懇願。
報道陣に国側の人間とし対応する
経済産業省技官。

2011年4月。
東京電力に入社した社員。
一流企業への憧れ。そして希望。
それらが崩れ、同期離職者も多数。
しかし社内で、2011年入社は要所で
キーマンになっている。

事故後の2年間。東京電力は新卒採用を取りやめ。
それまで同社の水準は年に1000人規模を新卒採用。
採用を再開した2014年度以降の新卒採用は毎年200〜300人。
震災前の社員数、約4万人。
事故後の従業員数は3万3千人だった時期もある。
震災の年だけで依願退職者が2800人を数えたという。

そして2014年以降入社の社員に目が向けられています。

原発に配属された研修初日。
上役がみんなの前でこう言ったのを覚えている。
こんな記述があります。

「今日から皆さんは加害者になります。直接、事故とかかわっていなくても、事故を起こした当事者になるわけです。そのことを肝に銘じて働いてください」同期の中には福島県の出身者も多く、なかには原発事故によって故郷を追われ、実家が帰還困難区域にあるという人もいた。

これから入る社員もこの様に言われ続けるのだろうか。

「誰かがやらなければならない。」

そんな使命感あふれる言葉は何回も登場します。

廃炉まで30年と40年と言われています。

先日、読んだ本では1日1500人が原発で稼働している。

そう書いていましたが、

この書籍は、1日4000人が稼働していると書いてあります。

震災から10年かかっても、全容すら把握出来ず、

計画も立てられない。

1日4000人が稼働し、あと数十年もかかる。

人員も含め、お金。

もう、これを書くのは何回目かわかりませんが、

知れば知るほど不安な将来。

それはブレずに変わりません。

だいすけ@190dai.com
新しモノ好き。ガジェット大好きです。 平成元年から地元中小建設会社32年目。今は社長をしています。小さい会社なので、営業的なことや技術的なこと。除雪もします。ガジェット、カメラ好きが講じ、ネットやPC、Droneなど大好き。外食する時や夜の会合なども多いので、食べ歩きやガジェット。仕事のこと。そして地元のコトを中心に書いて行こうと思います。
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