著者の「SHOーTIME 大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男」というやつを先日読みましたが、続編も出ていたので、もちろん続けていってみました。(笑)
大谷翔平選手の2022年シーズンから2023年シーズン、WBC優勝、そしてドジャースへの移籍までの舞台裏を、エンゼルス番記者だった著者の緻密な取材のもと、詳細に描いています。
ライバルや盟友たちとの関係性、アメリカ人記者ならではの視点も盛り込まれた、大谷翔平選手に関する「決定版とも言える内容」と、本の紹介には書いてありましたが、ぜんぜん大げさではなく、後世に語られる本書なのかもしれません。
2022年シーズンから2023年シーズンは、大谷翔平のMLBでの活躍、特に二刀流としての進化と挑戦を詳細に追っています。そして、WBC優勝。2023年のワールド・ベースボール・クラシックでの日本代表としての活躍、そしてチームを優勝に導いた過程。
そして新天地へ移籍し、エンゼルスからドジャースへの移籍という大きな決断の舞台裏も描かれています。ライバルや盟友たちである、アーロン・ジャッジやマイク・トラウトなど、大谷選手と関係の深い選手たちの背景や生い立ち、大谷に関するリスペクトもなど。とにかくチームメイトからはもちろん、対戦相手も大谷に対する「尊敬っぷり」が、スゴすぎます。(笑)
現在の大谷翔平の異次元の活躍は、長嶋・王・イチロー・松井・落合などの功績を、遥かに上回るというか、スポーツ会の全体をみても、こんなに功績を重ね続ける人が過去にいただろうかというレベルです。
そんな大谷の活躍と伝説をつくり続ける現在を、リアルタイムで知れることは、幸せなことなのではないか。そんな再認識をさせてくれました。(笑)